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【映画】親子ってなんだ?家族ってなんだ? - 最初の晩餐 -.

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毎日食卓を囲む…これだけで家族になれるのかもね

 TOMOさんの記事によると、昨日はずーっとファミレスでだべってたと思われちゃうから言い訳。ちゃんと映画も観ましたよ。ちょこっと仕事もしましたよ。まあニノ結婚のニュースで溢れましたが。

 「心ここにあらず」という言葉があるように、自分に「落ち着け!」「落ち着くんだ!」と言い聞かせても、この秋はどうしようもない。、、、もともと溢れかえっている頭の中にニノ結婚というバズーカ砲が撃ち込まれたので、私は映画館へ出かける身支度の最中からおかしかった。

 洗面所でせっせと歯を磨いていたら、カニのようにブクブクと泡が口から溢れ出て、「あれ?いつもと・・・違う?!」。と思いながらも急いでいたこともありせっせとシャカシャカ…すると泡が口の中だけではとどまらず、溢れ出て・・・なんだかおかしな味に気づき(汚い話だが)グエッとえづいて(涙)。「なんだ!?なんだ?!」とよーく見たら、洗顔フォームで歯を磨いていたではないか!!!慌てて口を漱いだが気持ち悪いのなんの。何度も漱いで、再度、歯も磨いたんだけど、ずっと口の中が気持ち悪い…。そのまま映画館へGO。

  ということで、観たのは『最初の晩餐』。「最後」ではない。

 

子づれ同士の再婚。ある日、突然、家族になる。母、アキコ(斉藤由貴)は思春期真っ最中の男の子を、父、日登志(永瀬正敏)は反抗期真っ最中の女の子と幼い男の子を、それぞれ、ひとつの食卓に引き合わす。

 幼いゆえに、一番最初に家族になじみ始めたのが新しいきょうだいの末っ子である麟太郎。難しい年ごろの兄と姉はなかなか新しい家族を受け入れられないものの、毎日、家族5人で囲む食卓から少しずつ緊張と抵抗がほどけていく。

 父、日登志はもともと登山家だった。アキコの連れ子のシュンが大きくなると、二人で山に登るようになる。

 ある日、かかってきた一本の電話に母、アキコが取り乱し、一週間家を空ける。母が戻ってきてから初めての登山で泊まった山小屋で、父の日登志はシュンにある真実を告げる。

 ほどなくしてシュンは家を出て二度と戻ってこなかった。やがて、残された二人の姉弟の成長とともに家族はバラバラになっていく。

 そんな家族が再び集合したのは、父、日登志の通夜、葬儀である。

 通夜でアキコは、娘の美也子(日登志の連れ子:戸田恵梨香)がオーダーした仕出しを無断で断り、食事は自分で作るといって台所にこもる。出てきたのは、スライスチーズつきの目玉焼き。

 「これが、お父さんの遺言なの」と。

 

 通夜、葬儀の場に出てきた食事は、すべて、父 日登志が新しい家族のために作った料理だった。

 末期がんを宣告され、最後の登山で父はちょっとした遭難騒ぎを起こしたのだが、実は、夜明けを待つテントの中で自分が子供たちにつくった料理とその逸話を思い出しながらノートに書き留めていたのだ。ノートに書かれていた料理をアキコが通夜ぶるまいで出したのだ。

 

 家族ってなんだろう。同じ屋根の下で暮らすから家族?血がつながっているから家族?この映画を観ていたら、家族の定義が分からなくなる。彼らを家族として繋いだのは食卓だ。寡黙で不器用な父は、家族をじょうずにまとめることはできなかったが、父は父なりに精一杯、食卓という場で家族をつくろうとしていた。

 子供たちにそれが分かったのは父の死後だけれど、一度、バラバラになってしまった家族が、再び、そして前よりも強く絆を結ぶことができるのは、通夜ぶるまいで出されたかつて父が子供たちに作った料理だった。父の家族に対する思いが食卓を通して表現される。

 

 キャスティングは物語にピッタリだし、一コマ一コマがとても丁寧につくられていた心地良い映画だった。そういえば、TOMOさんとこの映画の「配役がうまいねぇ」から、ドラマのキャスティングの重要性についても話が盛り上がった。今は、カメレオン俳優とかいわれる優秀な人もいるけれど、やっぱり本人の持つキャラクターの印象が役どころに大きく影響してしまうもの。この映画のアキコは斉藤由貴がピッタリだし、だからこそ、無謀といってもいい通夜ぶるまいが違和感なくふるまわれるし、参列者もなんとなく納得できてしまうのだ。しかも、「こういうのもアリだよな…イイよな..」と思ってしまう。そして無骨な父を演じた永瀬正敏も、すごくいい。こういう役、ピッタリだなぁ、、、と。

 映画はともに子連れ結婚ゆえ、血がつながっていないものどうしが、親子になったりきょうだいになる。そんな複雑な関係だろうが、血がつながっていようが、家族は家族なのだということが伝わってきた。世の中の最も小さく、密度が濃く、離れがたいコミュニティが家族。そこには、あまり難しい理由は要らないのかもしれない。

 

★みじん子レーダー【映画】最初の晩餐

●ドラマティック度:★★☆☆☆

●鑑賞後の心地良さ:★★★★☆

●ドラマの重量感:★★★☆☆

●涙活度:★★★★☆

★家族って何だろう?と思いながら、家族を大事にしたくなる優しい127分