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【映画・ドラマ】私はそこで生きていける?『漂流教室』

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時間は必ず未来に向かって流れている・・・

漂流教室』との出会いは、かなりの間隔を開けて3度あった。

一度目はまだ自分が小学生の頃。兄の留守中に部屋にあった少年サンデーをこっそり読んでいた時、うっかり目にしてしまった楳図かずおの漫画だった。昔からとてもビビりだった私、エンタメについては全方位制覇したいところだが、未だにどんなに面白いと言われてもホラーだけは見られない。こればっかりはタッキーが出ようが岡田くんが出ようがおそらく嵐の誰かが出ても無理だと思う。いや、嵐だったら頑張ろうかなぁ???う〜〜ん、やっぱり無理っぽいから出ないで欲しい!

とまあ、そんな感じなので極力避けて生きてきたのだが、うっかり目にしてしまうことはあって、、、。楳図かずおの作品って、絵だけでもちょっと怖いでしょ!?まだ少女だった私、うっかり見てしまったその一話があまりにショッキングで今でも忘れられない(汗!

連載モノだから私が見たのは話の途中なんだけど、どうやら子供たちが食べるものも何もない、とても怖い世界にいるらしい。小さなクッキーを奪い合って食べる。みんなで輪になって元に戻れるように祈ると中央にあった三輪車だけが消えてしまう。僕たちが悪い子だったから帰れないんだ、、、。断片的な記憶をつなぐとそんな感じ。舞台は小学校だったらしい。

兄には勝手に部屋に入るなと言われていたのに盗み読みした自分の後ろめたさと相まって、怖い怖い!!!どうしよう!!!こんな世界になっちゃったらどうしよう!!!誰にも言えないまま、怖い夢を見ては泣きながら、うっかり読んでしまったことを後悔した。

 

数年後。1987年に映画が公開される。予告編がCMで流れる。外国人の女性教師が振り向くと、開いた口から砂がドドド〜〜〜っと流れ落ちる。こ、こ、怖い!!!絶対無理。ところが、今度は9歳年下の弟がどうしても見たい、連れて行けとしつこくねだる。小さい時から映画にはよく連れて行っていた。「ドラえもん」が好きと言っていた可愛い弟は何処へ行った!?あんたも結構ビビリじゃないか!!っと抵抗したけど押し切られ、しぶしぶ連れて行くことに。

映画版での舞台は神戸のインターナショナルスクールになっていた。

子供も先生も国際色豊かで、異次元感がより際立つ!

主演の子役・翔を演じたのは林泰文(今でも彼を見ると『漂流教室』を思い出してしまう)。外国人も多いので、改めて配役を見ても私がわかるのは先生役の南果歩と確か用務員のおじさんだった尾美としのり、主人公の母・三田佳子、父・小林稔侍くらいなんだけど。

怖い怖い!!っと渋々見に行ったものの、、、これがまあ、超絶に感動してしまったのは弟ではなく私の方だった。

地震の後、気付けば学校の周りは砂漠のようになっている。突然の激変に教師である大人たちは適応できず、死んでしまったり精神異常をきたしたり。唯一、南果歩演じるみどり先生だけが子供たちの支えとなる。少しずつ環境を受け入れ、生き抜く方法を見出そうと前向きになっていく子供たちと対照的に、不気味に「アイ キャン ノット スピーク イングリッシュ」とつぶやきながら給食室に立てこもり食料を独り占めしようとする関谷(尾美としのり)。翔は関谷と戦うのだが、関谷に追い詰められ殺されそうになる。

一方、学校ごと消えてしまった現代では翔の母が悲しみに暮れている。と、幻聴のように聞こえてくる、翔が助けを求める声。無我夢中で学校跡地の巨大な穴の中に翔のバットを投げ込む。

もうダメだ、殺される〜〜〜!っとその時、翔の手になぜかそのバットが!

…………

様々な困難が続き、ついにはゴキブリのお化けのような未来生物に襲われる。一度はみどり先生が犠牲になることで子供たちは生き延びて、、、。

1987年公開時に一回見ただけで、記憶のみを頼りに書いているので多少の間違いがあるかもしれないけれど、強烈な印象として記憶されている映画なので、大きくは違っていないんじゃないかな。

私が漫画で読んでしまった三輪車だけが消えるシーンは、学校に紛れ込んでいた小さな男の子が三輪車に乗って現代に帰って行く形になっていた。この子が現代に戻って自分が見てきたことを話し、親たちは我が子がたくましく生きていると知って涙する。

逞しく成長した子供たちは元には戻れないという絶望の中にも希望を見出し、力を合わせて強く生きていこうと誓い合う。

よくよく考えればこの先にも希望は全くなさそうな気がするけれど、少なくとも映画のエンディングは希望に満ちていて、今井美樹が歌う「野生の風」も手伝って、、、号泣。

 帰り道、生意気盛りの弟に「どんな世界になっても彼らのように強く生き抜ける男になりなさい!」っと熱く(暑苦しく)語り続け、思いっきり鬱陶しがられたけれど、私は本気だ!

 

さらに時は過ぎ、2002年1月、ドラマ版『ロング・ラブレター〜漂流教室』が始まった。映画で感動しまくったので、もう怖くはない。楽しみで仕方がない!!!

舞台は大きく変わり、横浜の県立本倉高等学校。冬休み、補習授業の日に地震が起きる。学校にいた一部の生徒と先生、そして実家の花屋で働いていた元・同校教師の三崎結花(常盤貴子)も偶然学校にいて巻き込まれてしまう。

生徒にも人気があり、最後まで生徒と共に力を尽くす浅海先生に窪塚洋介。生徒役には山田孝之、山P、福士誠治香里奈など。現代側には大杉漣高畑淳子水川あさみ妻夫木聡内田朝陽などなど。

とにかく、なかなかの豪華メンバーだ!!

大きな流れは同じだけれど、高校生がメインになったこともあり、人間関係もより複雑でドラマチックになったドラマ版。お互いに思い合っていたけれど素直になれずにいた二人が未来と現代に別れてしまったり、タイムスリップしてしまったせいで大切な約束が果たせなかったり、、、。

それぞれ深い悲しみや後悔をかかえつつ、次々と起きる困難やトラブルを対立したり助け合ったりしながら乗り越え、知恵を絞り、支え合いながら、手に汗握る究極のサバイバル生活が続いて行く物語。

 この時の窪塚洋介、カッコよかったなぁ〜〜。特に手が、素敵なのよね〜〜♪

 

ドラマ版では、現代の環境問題やエネルギー問題などへの警鐘も鳴らしている。このまま目先の便利を追求して開発を続け、環境汚染になると分かっているものを作り続け、無責任に捨て続けていたら、本当に漂流教室のような恐ろしい世界がすぐにやってくるのではないか?

未来の彼らを助けられるのは、きっと、現代の私たちなのだ。。。