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【映画】オープニングタイトルバックも必見!『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

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銭形警部とルパン三世!?

2003年公開の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。

英語が苦手な私でも、このタイトルは分かりやすい!

「捕まえられるものなら捕まえてみろ!」って感じでしょ(笑

アメリカでは鬼ごっこの時の掛け声なんだって。

 

タイトル通り、ディカプリオ演じる天才詐欺師フランクをトム・ハンクス演じるFBI捜査官カールが追いかける物語である。

1960年代に実際にあった詐欺事件がモデル。

監督はスティーヴン・スピルバーグ

 

まず、オープニングのタイトルバックに流れるアニメーションがすっごくいい。

ピクトグラムタイポグラフィで描かれたアニメーションなんだけど、とてもオシャレでかっこよく、これから始まる物語をギュッとダイジェストにして描いている。

オープニングだけでも繰り返し見たくなる、アート作品なのだ!

 

高校生のフランクは、父の事業の失敗により、裕福な子供たちが通う学校から庶民的な学校に転校することになる。転校初日、きちんと制服を着込んだフランクをからかう生徒たち。フランクは、からかった生徒たちの前でその日来るはずの「臨時教師」を演じて成功。

しばらく学校にもバレずに教師として過ごしてしまう。

天才詐欺師フランクの誕生である。

その後、両親の離婚に心を痛めて家を飛び出したフランクは、有名航空会社のパイロットや医師、弁護士などに扮しながら、各地で小切手偽造詐欺を繰り返していく。

 

もう一歩のところまで追い詰めながらも、なかなか捕まえることができないFBI捜査官のカールとの攻防戦も面白いのだが、何しろフランクの「嘘」のうまさには舌を巻くばかり。

制服マジックが効いているとは言え、やっぱり堂々と自信たっぷりに振る舞われると、ちょっと変だな?って思っても勝手に納得しちゃうものなのは世界共通なのねぇ。

詐欺師のお手本でもあり、詐欺師に引っかからないようにするヒントもたくさんある映画かもしれない(笑

 

天才詐欺師と言えども捕まった時点で21歳だというのだから、やっぱり中身は家出をした子どもでしょ。

必死に追いかけてくるカールとの絆も生まれてきたりして。

日本アニメで言えば、ルパン三世と銭形警部の絆のような、、、

 

ルパンと比べると、フランクには子供っぽさが見え隠れするんだけど、騙す相手に対して紳士的で優しいところは通ずるものがあるかもしれないと思ったり。

 

さてさて、小切手偽造詐欺。

劇中では、カールが他の捜査官に小切手偽造詐欺の手口をレクチャーし、説明を受けている捜査官たちがチンプンカンプンになってるシーンがあるんだけど、、、。

電子マネーが主流になるつつある現代では絶対に成り立たない手口なんだろうなぁ。

もちろん、今でも小切手が使えないわけじゃないと思うんだけど。

偽造も難しいものになってるだろうし、銀行の仕組みも変わってるだろうしねぇ。

 

それでも、世界中で、何らかの詐欺行為はなくならないわけで。。。

 

天才的頭脳は、ぜひとも世界平和のために利用してほしい!

っと激しく願う今日この頃である。