エンタメ愛が止まらない!! リターンズ

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【雑記】レンタルビデオ店TSUTAYA実店舗が減っていく件

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目的もなくその場で「観たい!」が手に入るのはズラリと並ぶ棚があるわけで...

  久しぶりにTSUTAYAに行った。TOMOさんが『ジョーカー』を観に行くというのでバットマンシリーズを予習したとのこと。『ジョーカー』はだいぶ前から劇場で公開予告ムービーが流れていたので気にはなっていた。でも、ジョーカーのキャラクター通りその世界はダークな感じ全開でメンタル的に「ちゃんと観れるか?」と不安だったので躊躇していたのだ。そんなところでTOMOさんの話を聞いたもんだから「やっぱ観たいよな…観ようかな...」と思ったので、まずはおすすめの予習用作品をレンタルで借りて観ることにしたのだ。借りたのは『ビギンズ』と『ダークナイト』である。

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【大河ドラマ】なんてったって美しい!『義経』

 

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ありがとう!!!タッキー!!!


2005年の大河ドラマ義経

私が大河ドラマを欠かさず見るようになったのは2002年の『利家とまつ』あたりから。歴史に疎く時代劇は水戸黄門くらいしか知らなかったので、大河ドラマは敷居が高く、私が好きな若手俳優さんたちが出る機会も少なかったからだ。

2004年の『新選組!』も三谷幸喜脚本で面白い上に、私好みの多くの若手俳優がキャスティングされ、中でも大好きなオダギリジョーが出ていたので夢中で見ていた。

とまあ、この辺りまでは、歴史ロマンとしての魅力というよりは俳優さんたちの魅力に惹かれての視聴。オダギリジョーが『斎藤一』役で、最初から危なっかしい佇まいでいつ殺されてもおかしくないようなキャラクターだったのだが、歴史に疎い私は近藤勇沖田総司くらいはなんとか知っていても斎藤一なんて知らない。死んじゃったらどうしよう!!っとハラハラしっぱなしに疲れて検索してみたら斎藤一は明治まで生きていた!やったー、オダギリジョーは最終話まで生きている!!っと安心したり。

とまあ、とにかくこの頃から、私が年齢を重ねたからなのか、俳優さんが若返ったからなのか、私のドラマ漬け生活から漏れていた大河ドラマが視聴習慣に組み込まれた。

 

さて、『義経』である。

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【映画】才能とは?才能で生きるとは?を考えた -蜜蜂と遠雷-

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みんな何かしらの才能を神様から与えられて生まれてくるといわれるけど...

 直木賞を受賞して大いに話題になった『蜜蜂と遠雷』が映画化された。そもそも音楽の世界を文字で表現されたものは読者のイマジネーションが試されるようなものなので、当時、私は本を開いてみたがどうも前に進む前に眠りに落ちること数回、、、結局、途中で挫折してしまったままでいた。・・・つまり、読み下手だったのだ(悲)

 それが映画化となったので、こりゃ観るしかない。あの不良演奏家の三人である風間塵は鈴鹿央士くん、マサル森崎ウィンくん、栄伝亜夜は松岡茉優ちゃん。そして“生活者の音楽”に挑んだ高島明石が松坂桃李くんというフレッシュなキャスティング。彼らがどのようにして音楽の神様に愛されようとしたのか、彼らの軌跡をダイジェストとはいえども見たいと思うのは当然のことだろう。

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【ネットテレビ】今どきの恋愛事情を見学してみた。 ‐今日、好きになりました。韓国ソウル編‐

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母さんの時代は、こんな恋心は懐の奥にしまっていた...

 JKと同居していると、自分の趣味嗜好の範囲を超えたネタに出合えることが多々ある。ネタの大半は世代間ギャップのせいで何言っちゃってるのか分からないことが多くて、そんなものには興味がないとスルーしてもいいのだが、JK達が楽しんでる世界を(食べず嫌い)にするのはエンタメラバーの意に反するので、我が家のJKが喜んでおしゃべりするネタにはたいがい耳を傾けるようにしている。

 

 そのなかの一つ、『恋愛リアリティショー』なるものが中高生に人気だとのこと。我々世代の人間でいえば、『ねるとん紅鯨団』や、もうすこし最近(といってもけっこう前だけど)の『あいのり』のような番組である。主にネットテレビなどで配信されているそうだ。

 『ねるとん紅鯨団』が放映されていた時も私はそんなにハマらなかった。何故知らない人の出会いと恋愛事情を見て面白いのか、それならば、恋愛ドラマのほうがよりドラマチックで面白いだろう、と思っていたからだ。

 とはいえ、番組のジャンルに「恋愛リアリティショー」というものがあり、今の若い人たち(←このフレーズはあまり言いたくないのだが)にウケているという。・・・ということで、我が家のJKの視聴にお邪魔させてもらうことにした。

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【ドラマ・映画】令和時代の絶滅危惧種のレッドリストを見よ! ‐宮本から君へ‐

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好戦的不器用さは絶滅危惧種?!

 2018年4月期のテレ東「ドラマ25」で放映されたときは、うっかり見逃していた。2019年7月期の深夜再放送枠で「おぉっ、池松壮亮くん主演のドラマだ!」と飛びついたのが『宮本から君へ』だった。

 

 まずははじめに思ったこと。主人公の宮本浩を見て、

「こんな奴、いまどきいるだろうか?!」

 ・・・で、コミックがいつ出たのかを調べたら、講談社『モーニング』誌上に1990年35号から1994年34号にかけて掲載されたとのこと。な~るほど。ちょうどバブル期絶頂を過ぎて崩壊直後のころに描かれた物語、、、と言うことを知って納得した。ドラマ化しても映画化しても、この物語が原作に忠実であれば、宮本と私はほぼ同期の人間である。

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【ドラマ】カワイイが大渋滞!『山田太郎ものがたり』

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大家族!!!

嵐ファンには通称「磁石コンビ」と呼ばれるニノと翔くんの共演作、『山田太郎ものがたり(2007年7月〜)』。念の為「磁石」の説明を加えると、櫻井翔のイニシャルSと二宮和也のイニシャルNから磁石のS極・N極をイメージしてのことだそうだ。長年ジャニオタの私だが、SNSには興味がなく、ただひたすら自宅のテレビ前で、一人ニタニタしながら応援しているだけのファンだったので、グループ内でのメンバーの組み合わせにファンの間で共通認識されている様々な通称がある、という事実を知ったのは3〜4年前。割と最近だ(苦笑。

 

ニノ演じる主人公・山田太郎と翔くん演じる御村託也は共に容姿端麗で常に学年1、2位の秀才。名門私立高校に通う高校2年生。学園内で「王子様」ツートップとしての人気を誇るが、本人たちは意に介さず。華道の家元の御曹司でクールな御村は、同じクラスになった山田太郎の不思議な行動に興味を持ち、太郎を探っているうちに良き理解者となり、やがて友情が芽生えていく。

実は太郎は超貧乏な9人家族の長男。放浪癖がある画家の父、お嬢様育ちの母に代わって家族を支えている。太郎自身は貧乏であることを隠しているわけではなく、家族のためになることにしか興味がない。そのためクラスメイトとの交流はほとんどなく、周りが勝手にどこぞの御曹司と思い込んで騒いでいる。その中の一人、「玉の輿」を夢見る池上隆子(多部未華子)は大金持ちと思い込んで太郎に恋をするが、事実を知ってショックを受け、恋か夢かと葛藤し、、、。

といった物語。

子供を7人ももうけながら、家に帰らない父や生活力のない母という字面だけ見ると無責任な親と可哀想な子供たちの悲惨な物語のようだけれど、全く違う。太郎は家族を支えることが至福の喜びで、バイトはもちろんだが、可愛い妹や弟のために激安特大コロッケを獲得すべく夢中で作戦を立てたり、自らボロ屋の修繕をしたり、繕い物をしたり、美味しいものの匂いをおかずに白飯を食べる方法を編み出したり、、っと実に楽しそうに日々を送っている。

悲壮感のない、明るく温かな家族の姿が微笑ましく、学園ドラマとホームドラマのいいとこ取りって感じの、笑えてちょこっと泣けてほっこりするハートフルコメディだ。

どこを切り取っても「平和」で楽しいドラマなのが私のお気に入りポイント。特に好きなのは「山田家」の家訓。

 ・1円に笑うものは、10円に大爆笑!

 ・金は借りるな、返せない!

 ・お金が落ちてるかもしれない、だけど、上を向いて歩こう

 ・いつも心に、家族の笑顔!

いい家訓よね〜〜〜!

 

嵐ファンとしては磁石コンビの友情物語も楽しめるし、多部ちゃんの「玉の輿妄想」も可愛い、弟妹演じる子役たちも可愛い、ダメダメだけど一生懸命なお母さん(菊池桃子)も可愛い、、、、アッチにもコッチにも「カワイイ」がいっぱいだ〜〜!

主題歌、嵐の「Happiness」もハッピーなドラマにピッタリ♪

 

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漫画原作なので、私は残念ながら原作は未読なんだけど、今年8月に原作者の森永あいさんがお亡くなりになったとのこと。楽しく優しい物語を生み出してくださって、ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。