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【ドラマ】カワイイが大渋滞!『山田太郎ものがたり』

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大家族!!!

嵐ファンには通称「磁石コンビ」と呼ばれるニノと翔くんの共演作、『山田太郎ものがたり(2007年7月〜)』。念の為「磁石」の説明を加えると、櫻井翔のイニシャルSと二宮和也のイニシャルNから磁石のS極・N極をイメージしてのことだそうだ。長年ジャニオタの私だが、SNSには興味がなく、ただひたすら自宅のテレビ前で、一人ニタニタしながら応援しているだけのファンだったので、グループ内でのメンバーの組み合わせにファンの間で共通認識されている様々な通称がある、という事実を知ったのは3〜4年前。割と最近だ(苦笑。

 

ニノ演じる主人公・山田太郎と翔くん演じる御村託也は共に容姿端麗で常に学年1、2位の秀才。名門私立高校に通う高校2年生。学園内で「王子様」ツートップとしての人気を誇るが、本人たちは意に介さず。華道の家元の御曹司でクールな御村は、同じクラスになった山田太郎の不思議な行動に興味を持ち、太郎を探っているうちに良き理解者となり、やがて友情が芽生えていく。

実は太郎は超貧乏な9人家族の長男。放浪癖がある画家の父、お嬢様育ちの母に代わって家族を支えている。太郎自身は貧乏であることを隠しているわけではなく、家族のためになることにしか興味がない。そのためクラスメイトとの交流はほとんどなく、周りが勝手にどこぞの御曹司と思い込んで騒いでいる。その中の一人、「玉の輿」を夢見る池上隆子(多部未華子)は大金持ちと思い込んで太郎に恋をするが、事実を知ってショックを受け、恋か夢かと葛藤し、、、。

といった物語。

子供を7人ももうけながら、家に帰らない父や生活力のない母という字面だけ見ると無責任な親と可哀想な子供たちの悲惨な物語のようだけれど、全く違う。太郎は家族を支えることが至福の喜びで、バイトはもちろんだが、可愛い妹や弟のために激安特大コロッケを獲得すべく夢中で作戦を立てたり、自らボロ屋の修繕をしたり、繕い物をしたり、美味しいものの匂いをおかずに白飯を食べる方法を編み出したり、、っと実に楽しそうに日々を送っている。

悲壮感のない、明るく温かな家族の姿が微笑ましく、学園ドラマとホームドラマのいいとこ取りって感じの、笑えてちょこっと泣けてほっこりするハートフルコメディだ。

どこを切り取っても「平和」で楽しいドラマなのが私のお気に入りポイント。特に好きなのは「山田家」の家訓。

 ・1円に笑うものは、10円に大爆笑!

 ・金は借りるな、返せない!

 ・お金が落ちてるかもしれない、だけど、上を向いて歩こう

 ・いつも心に、家族の笑顔!

いい家訓よね〜〜〜!

 

嵐ファンとしては磁石コンビの友情物語も楽しめるし、多部ちゃんの「玉の輿妄想」も可愛い、弟妹演じる子役たちも可愛い、ダメダメだけど一生懸命なお母さん(菊池桃子)も可愛い、、、、アッチにもコッチにも「カワイイ」がいっぱいだ〜〜!

主題歌、嵐の「Happiness」もハッピーなドラマにピッタリ♪

 

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漫画原作なので、私は残念ながら原作は未読なんだけど、今年8月に原作者の森永あいさんがお亡くなりになったとのこと。楽しく優しい物語を生み出してくださって、ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。