【ドラマ】東京怪奇酒：杉野遥亮くんとおばけとの酒宴を妄想する
ホラー1割コメディ9割
エンタメはどんな作品でもウエルカムなのだが、私には苦手なジャンルがある。
ホラーとスプラッターだ。
オバケモノと流血ドロドロモノはとにかく無理。その延長で、流血＆暴力がいっぱいの任侠モノもほぼ目を閉じてしまう。だから、実はすごく観たかった『孤狼の血』は必死に頑張ったけれど最初の10分で断念（涙。
この時ほど自らの肝の小ささを恨んだことはない。情けない自分。
私は臆病で気の小さな平和を愛するノミ心臓人間なのである。
でも、苦手ジャンルにちょっとだけコミカルな演出が加われば、苦手ハードルは一気に下がる。
好奇心だけは旺盛だから、観たいと思ったものはまずは挑戦して・・・結果、目を開けられず耳を塞ぎだして、何が何だか分からなくなった場合は途中リタイアというのが通例だ。
今回ご紹介のテレ東のドラマ25『東京怪奇酒』はタイトルだけを見るとホラーといえばホラー？
いや、やっぱこれはコメディ枠！
イケメン+コメディは最高！
私は終始楽しんで観ることができた。
原作は清野とおる氏のコミックエッセイ『東京怪奇酒』。
清野さんといえば、『東京都北区赤羽』で知っている人が多いのか、壇蜜さんの夫でご存知の人が多いのか。
私好みの切り口の作品を数多く生み出している漫画家であり、実は彼が生まれ育った地域は、現在のマイフィールド（地元）なので、とても親近感を抱いている。
このドラマはテレビ東京で2021年2月から放送された全6話の連続モノだ。
主役は今、人気爆上げ中の杉野遥亮くん。NHKドラマ10『ミストレス~女たちの秘密～』でセキョー（長谷川京子さん）の大人の色香プンプンに惑わされるお姿がお可愛くてイケメンで、以来、私は彼のファンで出演作はほぼ追いかけている。
最近では2021年10月期ドラマ『恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～』のヤンキー君を演じた。アホで純朴な真っすぐなヤンキー君が微笑ましかったが、彼の持つ知性と品がダダ漏れてしまい、どこから見ても知的で上品なヤンキー君にしか見えなかったけど。
『地味にスゴイ！校閲ガール・河野悦子』に出演していた時に「彼は今後ぜったいバズる！」と思いながら応援していたが、今は若手注目株の一人である。・・・母さんは嬉しい(^^)（勝手に母目線）
出演者は皆、本人役で登場の怪奇ワールド！
物語は、ホラーモノがめっぽう弱い俳優、杉野遥亮のところにマネージャーがとんでもないオファーを持ってきたところからスタート。
なんと杉野くんが主演という世界進出のチャンス到来！
ところが「ホラーは全くダメなんです」と杉野くん。どうしても苦手だという。
そんな彼に、ホラー克服のためにマネージャーはある人物を紹介する・・・それが、清野とおる氏である。
あの世との境目で一人酒を酌み交わす…それが怪奇酒
心霊スポットへ一人で出向いて、そこであちら側の者（霊）と酒を酌み交わす・・・ことを怪奇酒という。
清野氏は、怪奇酒の極意とともに、カルト芸人のチャンス大城さんを紹介する。「オススメの心霊スポットを彼に聞いたらいい」と。
チャンス大城さんに会うと、早速、彼が以前住んでいたアパートを紹介される。そこは霊があの世とこの世を出入りする霊穴があるらしい。
ホラーにめっぽう弱い杉野くんだが、役作りのためと自分に言い聞かせながら恐る恐るアパートに入っていく。変わる空気、不思議な気配を感じながら飲む酒。恐怖に包まれ、心音バクバクでボルテージがどんどん上昇…。そして、、、ついに！！
まざる～～～～っ！
まさに昇天。
この「まざる」は、サウナでいうところの「ととのう」に近い感覚なのかな。
（「まざる」も「ととのう」も私には全く分からないけれど）
やがて杉野くんは恐怖を乗り越えて、何ともいえない不思議な世界と『まざる〜！』瞬間を求めて怪奇酒にどんどんひきこまれていく。
杉野くんを怪奇酒の世界に導くのは、事故物件に住みます芸人の松原タニシ氏、事故物件検索サイトの運営者の大島てる氏、雑誌『ムー』編集長三上丈晴氏、オカルト研究家の吉田悠軌氏、、などあっち（どっち？）の業界のそうそうたるメンバー（本人）だ。
これを見ていると、私も「怪奇酒、してみたいなー」と思ってしまう。ちょっとだけね。
実際、1人でそんな現場に行く勇気を持てずに断念するだろうけど。
あの世とこの世の隙間に入り、あちら側の人たちと酒を酌み交わす。
杉野くんの悦に入ったお顔。
あぁ、私もまざってみたい～～～～～っ！
今、amazonプライムビデオで観ることができます。（2022年1月現在）
イケメン杉野くんと一緒に、あの世の人たちと一杯どうっすか？
まざりますよ（笑
