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【イベント】特別展『ミイラ』に行ってきた

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クリスマスデートに「ミイラ」はどう?

 期末テストを終えたウチのJKとお約束だった特別展『ミイラ』へ。東京上野の国立科学博物館は1日中いても全てを見ることができない広さと展示で、JKがヨチヨチ歩きのころからお世話になってきたおでかけスポットである。私のお気に入りは入り口からすぐにある『フーコーの振り子』をただただ眺めること。常設展も素晴らしいのだけれど、特別展はむちゃむちゃマニアックで面白い。例えば2008年に開催された『菌類のふしぎ』とか、2011年の『恐竜博2011』とか、2015年の『大アマゾン展』とか、2017年の『深海2017』とか、2018年の『人体』とか、、、。直近ではJKと今年の春に『大哺乳類展2』に行った。

 で、現在は特別展『ミイラ』が絶賛開催中である。会期は2020年2月24日まで。世界じゅうのミイラが43体も展示されている。ミイラだけに焦点をあてたミイラを学ぶ特別展だ。

 

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こんなに多くの人たちに見られてミイラさんたちも寝ていられない?!

 音声ガイドは大沢たかおさん。大沢さんに案内してもらっていると久しぶりに『JIN』が観たくなった。正月休みに観ようっと。音声ガイドでは監修者の裏ガイドやクイズもあって楽しめるのでオススメ!

 展示は全4章で構成されていて、第1章は南北アメリカ、第2章は古代エジプト、第3章はヨーロッパ、第4章はオセアニアと東アジア、地域別のミイラが並んでいる。地域ごとの歴史や文化、それにミイラになるための条件である気候が関係しているのでミイラの出来上がりっぷりは全く異なる。

 ミイラといえば、ツタンカーメン!第2章の古代エジプトエリアにミイラのレプリカが置かれていた。黄金の仮面は無かったけど…。

 

 第5章、最後のエリアに、本人名の分からない江戸時代の『本草学者』といわれるミイラが置かれていて、これがすごくリアルだった。自身が本草学者であり、乾燥剤の研究をしていたとのこと。知識と自ら得た確証を身をもって証明すべく、研究の成果としてわが身をミイラ化することに挑んだそうだ。その証明は成功といえる出来で、うつむいた顔を下から覗くと、生前の風貌が分かるほどリアルであご髭がちゃんと生えていて、私は『赤ひげ』を演じた三船敏郎さんを想像した。・・・当の本人が研究の成果を知ることが無いというのが残念である。

 ほかに、新潟県にある西生寺に安置されている即身仏弘智法印 宥貞こうちほういん ゆうてい)」様は、鎌倉時代のものだというが、92歳で入定したという。思わず手を合わせずにはいられない。

 やはり日本人である私には日本人のミイラがいちばん気になった。日本の気候はミイラには適さないので、展示されたミイラは即身仏以外は、江戸時代という比較的時代の新しいものだったが、それだけにその姿はとてもリアルだ。

 

 特別展『ミイラ』を楽しみにしていたJKは嬉々として展示物に見入っていたが、その感想はひと言、「人間もミイラになれば、干しブドウと同じだね…」。生きとし生けるもの、最後の姿は同じだ。ということで、チャンチャン。

 会場を出たところの売店には、ミイラグッズがいっぱい売っていてどれも魅力的だが、年末の大掃除を始めたタイミングのおかげで自重することができた。ミイラストラップ、、、欲しかったな…。

 

 会期は2020年2月24日まで。マニアックなイベントとして、もしよろしければ、クリスマスデートにでもいかがでしょ?笑

 

 第2章の古代エジプトエリアでは猫のミイラちゃんもあって、布でグルグル巻きされた姿にちゃーんとお耳までついていた。古代エジプト人は猫を神の介添え役と信仰していたらしい。大事な穀物を食い荒らすネズミを退治するという働きもあり猫は大事な存在だった。

 我が家の猫Bros.はネズミが出てきても退治してくれそうもないけれど、とにもかくにも我々を癒すという働きをしてくれている。媚びることなく、従うことなく、自由気ままにふるまうだけで人を癒すなんて、彼らは前世でどれだけの徳を積んだのだろう…と思うことがある。

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あなたたち、もしかして、古代エジプト時代から何度も生まれ変わってきた?!

 ということで、やっぱり「猫」に着地する私。

 前世はもしかして、クレオパトラ?!?!?!笑