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【映画】恋愛のパワーバランスは行ったり来たり?! -かぐや様は告らせたい-

 

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好きなら「好きっ♪」って言えばいいのに・・・

 映画館の予告編を観た時から「これ、観たーい!」と思っていた。だって、、、

 面白そうなんだもーん!

 ということで、映画館内最年長を覚悟して観に行ったら、なんと、意外や意外。館内お客さんたちに我々はすんなりと馴染めたのであった。キンプリの平野君人気のおかげか橋本環奈ちゃん人気のおかげか、、、なかなかのご年配の方や中年男性のおひとり様などがあっちこっちに。おかげで堂々と館内ど真ん中の席で観ることができた。

  物語としては徹底的な恋愛バトルコメディである。

 相思相愛の二人なのに、「告白したほう負け!」というプライドを賭けたバトル!

 確かに『惚れた弱み』という言葉がある通り、恋愛において告白というアクションが二人のパワーバランスを決定づける。本当はどっちも同じくらい好きなんだけどね…。

 「好きです!付き合ってください」や「結婚してください!」という言葉は二人の関係を決定づける。つまり、相手に(お願いをする者)が、(お願いをされる者)よりも立場が弱いのである。店員さんの(買ってください)とお客の(買ってあげます)の関係と似ている。

 ・・・が、この歳にもなるとねぇ、そんなつまらないプライドのために大切な人を逃してしまう方が代償は大きいのだと思うのだ。好きなら好きでいいじゃないか、パワーバランスのことなんて考えず、自分の心の素直になった方が、結果として「勝ち」なのだと思うのだ。しかも、相思相愛なのであればどちらかが告白しなくては恋愛は始まらないので、「告白した」ほうが偉いのである。プライドをかなぐり捨てることができるプライドこそ最強なのである。・・・それは、付き合ってから解ることだけれど。

 

 舞台はとあるエリート高校。高校生なんだからさぁ、もうすこし自分に素直でいいんじゃない?って思ったりもするのだけれど、こういうプライドをぶつけ合えるのも高校生ならではなのかもしれない。

 四宮かぐや(橋本環奈)はお金持ちのご令嬢で容姿端麗、、、それだけでもう十分にプライドはチョモランマ級である。そんじょそこらの男たちに自らの首(こうべ)を垂れて懇願などするはずはない。

 一方、白銀御行(平野紫耀)は学園には珍しい一般階層の身でありながら頭脳明晰で生徒たちからの羨望を集めている。その努力が彼のプライドを支えている。

 そんな二人は相思相愛なのに、なぜか「告白したほう負け」にこだわり、関係をこじらせていくのだ。

 

 テンポが良くただただ笑って観ていられるこういう映画は、日常において案外重要な時間になるのである。頭を使わなくていいが、ココロは緩むのである。いいでしょ、そういうの。

 平野くんはバラエティ番組を見ていても本当に天然って感じで、「なーんにも考えていない」風で、本人はいたって誠実に応えようとしている。その健気さというか、単純さというか、アホっぽさが、彼の端正なルックスとは真逆で、女心をくすぐるのである。放っておけない感じに、お母さん世代の我々はキュンとするのである。キングでもプリンスでもいいが、単純明快で素直なワンパク小僧っぷりが愛らしいのである。

 

 売り出し中のアイドル映画は、どことなく大型ショッピングモールの雰囲気を感じる。何でも揃っていて満足なんだけど、どこかあか抜けない。そこに芸術性を極めても仕方ないのだ。彼らのキャラクターを存分に発揮するための演出なのだから。。。

 中学生の頃、友達と観に行った『ハイティーンブギ』だって、当時は超カッコイイって思ったけど、今振り返ると赤面モノの野暮ったさが乙女たちの心をくすぐったわけだ。♪海辺にバイクを止めて~一瞬マジにお前を抱いた~♪だもん。やっぱりね、、、私たち一般ピーポーのハートを射止めるには、芸術性の前にど真ん中のエンターテイメントが大事なのだ。

 

 『かぐや様~』はあか抜けなさを軽ーく通り越した徹底的なコメディタッチで、かなり満足度が高かった。

 若いってイイね!母さんもあなたたちに負けないわよ~!(笑)

 

 

★みじん子レーダー【映画】かぐや様は告らせたい

●ドラマティック度:★★☆☆☆

●鑑賞後の心地良さ:★★★★☆

●ドラマの重量感:★☆☆☆☆

★アイドル映画の王道だけど可愛いだけじゃないコミカルでとにかく笑える113分