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★TOMO&みじん子のエンタメ談義 vol.3★泰樹さん、ありがとう!! -NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』より-

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泰樹さんに励まされた半年でした!!

 

●登場人物:TOMO=Ⓣ  みじん子=㋯

 

Ⓣ:みじん子ちゃーん、NHK朝の連続テレビ小説100作目の『なつぞら』がついに終わっちゃったわねぇ~。最終週になつの原点となった十勝で、なつを育てたみんなが登場して、気持ちいいエンディングだったわね!

㋯:ほんと~!物語の最中に泰樹さんとのお別れがなくて良かったわ~(ホッ)。悲しいお別れは天陽くんだけで十分だわ。天陽くんもきっと十勝の大地で、みんなの笑顔を見守ってるはず!

それにしても『なつぞら』は、子ども時代のなつの苦労話で始まったから「もしや平成版『おしん』??」と気を揉んだけど杞憂に終わって良かったわ。柴田家の家族愛に支えられてなつは自分の夢に向かって真っすぐに生きることができたもんね。

Ⓣ:そうね。これは、なつが本来、素直なポジティブ思考の性格の持ち主だったからなのかもね。やっぱり持って生まれた性格って、人生に大きく影響すると思わない?もし、柴田家で育てられた子がなつじゃなくて千遥だったら、たぶん、なつのようには生きてないはず。・・・もしかして天陽くんと結婚したかも?!

㋯:おぉ~っと!TOMOさんは、こないだの話だとなつと天陽くんの性格は合わないって言ってたもんね(笑)。確かに、いつも周りのことばかり考えて、どこを見ても影がある千遥のほうが天陽くんに合うかもね。

Ⓣ:おんじ泰樹さんの愛ある厳しい教えをまっすぐ受け止められたのもなつだからこそだと思うもの。ちょっとでもひねくれた性格の持ち主だったら、ヤンキーになったりひきこもりになっちゃうわ、今の時代だったら。

㋯:あの時代だったからこそ、愛のムチに「愛がある」ことが伝わったのかもしれないわねぇ。

Ⓣ:しかも、あの時代に夫婦共稼ぎを実現したのも、珍しいシチュエーションだったよね。当時は「夫に子育てを任せる」とか「子どもを預けてフルタイムで働く」ことがとてもとても珍しかったでしょ。いろいろな人の協力でなつはそれを実現できたけれど、もし、当時、本当になつのような人が居たら、相当なバッシングを受けていたでしょうし、子育て支援サービスだってほとんどないような時代だったからかなりの無理をしたことが想像できるわよね。

㋯:そうねぇ。実際に、なつの子育てについては視聴者からバッシングもあったみたいだもんね。でも、なつのような家庭に対して物申したくなる世代っていうのも、ある一定の年代だってことになるわよね。今の子育て世帯は、共稼ぎが当たり前になってるもんね。

Ⓣ:この10月から幼児教育・保育の無償化がスタートよ!なつの時代とは全く違う世の中になった・・・つまり、ドラマを観た感想がそれぞれの世代間で大きく違うってことを『なつぞら』は見せてくれたわね。

 

 〇ここでティーブレイク

㋯:いやぁ~でもさぁ。『なつぞら』は女性アニメーターの奥原なつ(坂場なつ)の物語だったけど、裏メニューは北海道開拓一世の泰樹さん物語だったよね。泰樹さんの言葉にどれだけ叱咤激励されたことか…。

Ⓣ:ホント、そうだよね~!まだ幼いなつに、牧場の手伝いをさせた時の『・・・一番悪いのは、人がなんとかしてくれると思って生きることだ・・・』っていうセリフに、私『じいちゃん、ごめんなさーい!』って謝っちゃったもん。そりゃね、それなりに真面目に生きてきているつもりよ、、、でもね、この言葉をズバリ言われちゃうと「あぁ~!ごめんなさーい!」っていう謝罪が反射的に出ちゃうわ。

㋯:わかるわぁ~。そうよね、だからこそ「自分はまだまだだなぁ、、、頑張らなくっちゃ!」ってはっぱかけられるよね。・・・といいながら、ついつい自分を甘やかしちゃうけど。それとね、なつが上京を決めるときに「東京を耕してこい!」っていうセリフがあるでしょ。あれ、何度見ても泣いちゃうの。

Ⓣ:天陽くんの畑を開墾するシーンをちょっと見ただけでも、開拓一世の人たちの苦労は私たちの想像をはるかに超えるものだったと思うもの。それだけの苦労を重ねながら酪農を始めて立派な牧場を築いた泰樹さんの言葉は、自分本位のモノの見方だけでいっぱいいっぱいになってすぐに周りが悪いという着地点で自分を慰めちゃいがちな、今の私たちに『喝!』を入れてもらえて有難かったわよねぇ。

㋯:泰樹さんの言葉に何度涙したことか…。素直に「はいっ!頑張りますっ!」ってついグダグダに緩みそうな気持を引き締めてくれたのは、この半年、泰樹さんのおかげだったもの。そう考えると『なつぞら』の空は、最終回で泰樹さんが十勝の大地に寝転んで仰いだ「泰樹さんの空」に集約されるんだわ!

Ⓣ:おぉっ!みじん子ちゃん、うまいこと言うわね!そうね『なつぞら』のもう一人の主人公は泰樹さんだったわね。・・・あ、でも、それってみじん子ちゃん、もしやあなたが夢中になった『真田丸』の影響も大きいんじゃない?(笑)

㋯:いやーん!バレたぁ?そうなのよね。雪月のとよばあさんとの掛け合いなんてさ~、もう真田丸リバイバルになっちゃたわ~。

Ⓣ:今回、100作目を記念して、朝ドラの歴代ヒロインたちがあっちにもこっちにも登場しただけでなく、真田昌幸&薫夫婦が登場して、いろんな意味で、過去の名作のオマージュになっていたところも面白かったもんね。

㋯:最近、そういう過去の人気ドラマの名シーンを他局の作品でもちょこっと出すような面白い演出をするようになってるよね。

Ⓣ:そうね。でもそれって、過去の人気ドラマを観た人じゃないと分からないってことだよね。・・・つまりテレビドラマを観ている人たちって、私たち世代が中心だということかもね。

㋯:そうねぇ。確かに、我が家にいる10代は好きな俳優さんが出るドラマは観るけど、あんまりテレビ自体は観ないもんなぁ。

Ⓣ:それが由々しきことなのよ!!!ドラマを盛り上げるには、たくさんの人たちがもっともっと観て楽しまなくっちゃ!テレビ業界が元気でいてくれなくちゃ、エンタメだって楽しみ方が限られちゃうもの!!頼むわ!テレビ局!頑張れ!テレビ局!

 

Ⓣ&㋯:・・・ということで、朝ドラ101作目の『スカーレット』も楽しみです!