【ドラマ】日本に希望の花は咲くのか！？『ヘブンズ・フラワー』
ついに緊急事態宣言が出されたけれど。なんとなく、多くの人々にとっては「やっと出たねぇ。」っというムードじゃないかなぁ？
とにかく国や自治体のやることが遅い遅い！
私がよく知らないだけで、この2ヶ月の間にも医療従事者や国民のためにちゃんと動いていたんだろうと信じたいけれど。
記者会見などで「やってます」アピールをされても、何も実感がないから信じられない。
だっていつも「検討してます」なんだもん。
補償問題も何ヶ月「検討」したら気が済むのか、要するに滅多なことでは助けてくれないってことだけは何となく分かった。
そもそも、ここまで愚策続きなのに他国に比べれば感染拡大が抑えられているのはひとえに、大多数の国民一人ひとりが自助努力しているおかげじゃないか！3月の三連休に「国民の気が緩んだ」などと国民のせいのような言い方をされて、なんだか気分が悪いのは私だけだろうか！？
「若い方に、、」っと若者のせいばかりにしているけれど、私の知り合いの若い子たちはとてもきちんと外出自粛している。メディアもメディアだ。出歩いている若者だけにインタビューしたら、そりゃ〜、閉口するような答えになるさ。多くのちゃんとしてる子は街に出てないんだから。どの世代にも、一定数は「はみ出しモノ」が存在しているのに。。。
と、うっかり愚痴を書いてしまったが、今回は『ヘブンズ・フラワー』の話である。
2011年1月から、TBSの深夜枠で放送していた1回30分の連ドラである。
2060年の日本が舞台。
2047年に川崎で起きたある実験事故により、植生に影響を及ぼす「蛍光雨」が数年に渡り降り注いだ。結果、日本は花の咲かない不毛地帯となり、深刻な食糧危機に貧する。
再建が進む中、事故の震源地である第七地区は再建から取り残され、見捨てられ、荒廃した街に。親を亡くし見捨てられた子供たちは、医師でもある片桐（三田佳子）が第七地区に作った「ラストガーデン」で共同生活を送っている。
見捨てられた人々に医療を施し善人の顔を持つ片桐だが、子供たちは「暗殺者」になるべく育てられる。その中の一人、優秀な暗殺者に育った孤独な少女アイ（川島海荷）は、仲間のシオン（綾野剛）、ナルキ（中野裕太）らと共に、片桐の指令に従い暗殺を繰り返す。
日本を壊滅状態にした「アルカナ」は他国を破滅へ追い込む兵器にもなるが、荒廃した土地に再び花を咲かせることもできる最後の希望だ。その「アルカナの種」をめぐり、アルカナによる莫大な利権を手に入れるために暗躍する中国マフィア・星龍と戦うアイ。
アイたちを巧みに操る片桐の本当の目的はなかなか明かされない。
幼い頃に両親が星龍に殺される場面を目撃してしまったアイは、片桐や兄弟のように育ったシオンたちを信じ、復讐を誓い、感情を殺して暗殺を続けていたが、人の良い真中刑事（荒木宏文）に出会い、文字を教わるなどの交流を通して感情が芽生えはじめ、これまでの人生に疑問を持ち始める。
アルカナの種はどこに？
アイやシオンらの運命は？
片桐の目的は？
日本の未来に希望はあるのか？？？？
・・・・・・
冷酷非道な暗殺者を演じた川島海荷ちゃん、17歳設定なんだけどもっと幼く見える。
他にももっと幼い子供たちが暗殺者として育てられるので、深夜じゃなきゃ絶対に放送されない作品だろう。子供が多い分、多少たどたどしさはあるんだけど、三田佳子、綾野剛、草刈民代、石丸幹二など、要所要所で大人がしっかり演じるので見応えは十分！
まだ長髪だった綾野剛、こういう役が似合うのよね〜〜〜！！
ライフルから日本刀まで鮮やかに使いこなし、アクションシーンもかっこいいったらありゃしない！！
私はなんだかんだと「荒廃した街の中で戦う」みたいな設定が大好きなんだと思うんだが、このドラマにハマったのにはもう一つ訳があり。
主題歌の「アノミー」がものすご〜〜〜く良かったのだ！！！
amazarashiってバンド、知ってる？
最近ではMVに横浜流星くんが出演して話題になった気がするんだけど。
ドラマの主題歌になったのはこれが初めてらしい。
タイアップ曲を見るとアニメが多いから、アニメ界では知名度高いのかな？
エンディング近くで流れ始めると、ぐわぁ〜〜〜っと胸を鷲掴みにされる感じでさ〜〜〜！！思わずアルバム買っちゃったもん（笑
「アノミー」はもちろんなんだけど、ワンルーム叙事詩・爆弾の作り方・千年幸福論。
これ、全部アルバム（もしくはミニアルバム）のタイトル。
でもって、、、
私が買ったこの4枚のアルバムは、なかなかの闇（苦笑
まるで目の前で見ているかのように情景が浮かぶ歌詞、胸にささる言葉、旋律、声。
すっごく引き込まれちゃうんだけど、あんまり夢中で聴きすぎると闇に落ちて鬱になりそうな・・・（汗！！
だけど、なぜか勇気も湧く。激しく心を揺さぶられる。
私はジャニオタでアラシックでず〜っとJ-POPを聞いて育っている、思考回路がとっても単純な女なので、音楽について気の利いた深〜い解説なんてできないんだけど、、、。
とにかくイイ音楽は誰が聞いてもイイってことだ！！！
・・・・・
さてさて。
このドラマは2011年1月から放送だったので、、、
そうです、終盤近くになって3.11が起きました。
第九話放送予定日が3月11日。
あの時、ほとんどのテレビ番組が報道番組などに差し替えられたのはもちろんなんだけど、、、。おそらく「荒廃した日本」という設定だからかなぁ。続きが見られたのはそれから半年も先となった。。。
今、世界は新型コロナウイルスによって未曾有の危機に貧している。
エンタメ界も大打撃を受け、舞台やライブの中止はもちろんだけどテレビ界でも収録が中止・延期になるなど、まともに活動できる環境ではなくなってしまった。
今はまだ、収録済みのもので対応できる分も残ってるだろうけれど、コロナ禍はいつまで続くか分からない。いずれストックが無くなれば番組を差し替えざるを得ないことになるだろう。
テレビがなくても動画配信サービスが充実しているから困らないって意見も多いだろうし、私も随分助かってるけど、やっぱり私はテレビに頑張って欲しい！！！
すでに希望の再放送番組を募集しているところもあるようだ。
もう一度見たい番組ならいっぱいあります！各局さん！！！
芸能人＆スタッフの皆さんの安全のためにもどうかどうか無理をせず。この際、BPOとかをあまり気にせずに、視聴者が本当に見たいと思う番組をどんどん再放送してくだされ〜〜！
新型コロナウイルスにも打ち勝てる「アルカナの種」はきっといつか発見される！
その日を信じて静かに待ちますので、、、。
どうかテレビも負けないで〜〜〜！！！
