エンタメ愛が止まらない!! リターンズ

愛するエンタメを語りつくせ!!

【映画】本は人間の営みを豊かに彩る-ガーンジー島の読書会の秘密-

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本はエンタメの真髄。永遠に不滅です!

 日本では活字離れが深刻化している。街の書店が次々に閉店し、フラリと書店を覗いて相性の合う本に出合うような機会もグンと減った。まったく由々しきことだ。

 本によって人生の困難を支えられ、本によって失恋の痛手を慰められ、本によって若さゆえの孤独との闘いを応援してもらった私にとって、出版業界の低迷をいろいろな場面で憂いている。なんといっても出版業界がイキイキしてくれなくちゃ、私の食い扶持も危ぶまれるのだ。これは大いなる危機である。過去に某県知事となった芸能人の選挙演説の決まり文句をお借りさせてほしい。

 出版業界を、活字離れを、どけんかせんといかん!!

 

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【雑記】アイドルグループを好きになるなら覚悟しておかなければならないこと

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友情、真実、夢、希望、しあわせ、笑顔、勇気、旅立ち...



エンタメ愛が止まらない!!TOMOさんと私がジャニーさんへ感謝を伝えるべく参列したお別れの会。その超長蛇の列に並びながら語り合ったエンタメ談義を書こうとしたところにどっくんこと錦戸亮くんの退所ニュース。。。

まずは、行き場のない気持ちを吐露させていただくことをお許しいただきたい。


2019年9月6日。・・・一夜明けた。

イラストのキャプションは、関ジャニ∞の代表曲『無限大』の歌い出し部分である。

彼らを代表するこの曲をなぞるかのように関ジャニ∞は生きているのかもしれない…。

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【ライブ】十五祭-関ジャニ∞- 想いは続くよ、どこまでも…

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関ジャニ∞は「eight」で始まった

我がミーハー活動の入り口は関ジャニ∞と言っても過言ではない。あれは、NHKの朝ドラ『あまちゃん』が大人気で、紅白歌合戦あまちゃんメンバーが出場するということで話題になっていた2013年12月31日の夜だった。『あまちゃん』は朝ドラ史上の最高傑作!とドハマりしていた私は恒例の『ガキ使』をそっちのけで紅白歌合戦を応援したのだが、あまちゃんオールスターズの直後に関ジャニ∞が「 関ジャニ∞ “紅白2度目!  呼ばれて飛び出てじぇじぇじぇじぇ!!”」を歌ったのだ。これを観て、小学5年生の娘があまちゃん以上に彼らのパフォーマンスにくぎ付け。2014年の年明けは録画したエイトのパフォーマンスのヘビロテとなり、結果、エイターの仲間入りとなった。

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【映画】存在のない子供たち

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両親を訴える。僕を産んだ罪で…

たまたま動画で見た予告編に圧倒され、 すぐに上映館を確認したら都内では2箇所しかない(汗! しかも翌日まで!?

ということで、先日、慌てて見に行った。

今確認したら好評につき上映延長の上、新たな上映館も少し増えたようだ。納得である!!!

 

中東のスラム街で育った少年ゼイン。推定12歳。
出生届が出されておらず、無戸籍。貧困の中で多くの子供を設けてしまった両親も出生日を把握できていない。学校にも通えず、家族のため弟妹のため、劣悪な環境の中で日銭を稼ぐ日々。

そんな中、大切に守ってきた妹が初潮を迎えた途端に無理やり結婚させられる。
耐えきれず、家出をするゼイン。

家出先で出会った移民母子と生活を共にすることになり、、、。

 

まだ上映しているので、できれば内容は見て欲しい。

中東の移民や不法就労、人種差別や貧困などの問題はニュースでチラリと見ているだけで何も分かっていない私のようなものが、映画一本見たくらいで分かった気になってはいけないと思うんだけど。

本当に、全てに「圧倒される」という感覚だった。

 

不衛生極まりない劣悪な環境の中でも、淡々としぶとく生きている子供たち。親も周りの大人も自分自身が生きていくことに精一杯で、子供たちに人間らしい生活を保証してやることなどできない。

子供への愛情がないわけではないのだ。頑張ってもどうにもできない、ただ生き続けることしかできない日々に流され、半ば諦めているのではないだろうか。

そんな中で、ゼインの目が印象的だ。

いつも憂いを帯びた悲しい目をしているのだが、なんとも言えない美しさを湛えている。希望もなく食べるものにも困る毎日。知恵を絞り、僅かなお金を稼ぎ(時には万引きをしてでも)、自分より弱い幼子を守りながら必死で生きる姿がとにかく痛ましく、たくましく、そして美しい。

もちろん、どんなに頑張ってもそのままで生きられるはずもなく、止むに止まれずある事件を起こして逮捕されてしまうのだが…。

 

一見、可哀想で悲惨なだけの物語のようだが、それも違う。

私の拙い語彙力では表現しきれないのが悔しいのだが、可哀想とか悲しいとか憤りとかという単純な感情では見られなかった。ただ、最後はわずかだけれど希望が描かれるのが救いだった。感情が複雑に絡まりすぎて息をするのも忘れて見入っていたので、悲惨な最後だったら立ち直れなかったと思うのだが、とても心地の良い読後感。
物語の始まりから子供たちのあまりの境遇に思わず泣きそうになったものの、私がこんなところで泣いていい話ではない、と堪えていたのだが、、、希望が見え、ホッとして肩の力が抜けたら涙腺崩壊(苦笑!

私がここで泣いたところで、現実の世界で起きている悲惨な出来事は何も変わらないのかもしれないけれど。ハッピーエンドが世界中に広がることを願わずにはいられない!!

 

ちなみに。あまりにもリアルな演技で、どの国でも子役ってうまいなぁっと思ったんだけど、どうやら出演者の殆どが役者ではないらしい。何年もかけて取材をする中で、似たような境遇の人々を抜擢したそうな!ひょえ〜!

 

あと、この映画をみながら是枝監督の『誰もしらない』を思い出していた。

環境も親の境遇も全然違うので、比べるようなものではないのだけれど。実際、日本にも無戸籍児は少なからずいるんだよね。

はぁ、、、、。色んなことを考えさせられた映画だったなぁ。。。

【ドラマ】ス・テ・キ…『真夏のメリークリスマス』

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海・星・イケメン!

みじん子さんが家族旅行で沖縄に行くそうだ。
石垣島竹富島

竹富島』・・・っと聞くと思い出す『真夏のメリークリスマス』(2000年・秋)。

私は地理に弱いので、このドラマを見るまでは『竹富島』の存在を知らなかった。地元の方、申し訳ございません(汗!

 

ドラマの舞台はほとんど東京なんだけど。
竹富島の孤児院で育ったハル(中谷美紀)が義母の死をきっかけに上京。
同じ施設で育ち、兄のように慕っていた涼(竹野内豊)と18年ぶりに再会するための上京でもあったんだけど、涼はプロボクサーになる夢を諦め、ヤクザのような生活を送っていた…。

というのが物語のはじまり。

他の幼馴染みも交えて、当然、愛だの恋だの三角関係だの、夢だの正義だの仕事だの、、、っと物語は展開していく。ハルと涼には出生の秘密なども絡み、悪の道に引きずり込もうとする奴もいて、いや〜ん、結ばれるの結ばれないの、もしかしてどっちか死んじゃうのぉ〜〜???

などなど、やきもきしながら次週を待つという『連ドラらしい連ドラ』だったと記憶している。

 

しっかし、このドラマ、もう20年も前なのね。。。
20年経っても、、、、忘れられないワンシーンがある。

第一話の終盤、憧れていた涼がダメ男になっててがっかりしたハルが沖縄に帰ろうと空港に向かう。空港の雑踏の中、「ハル!」っと叫ぶ(あくまでも優しいトーンで)涼の声。振り返るハル。そこにはハルが子供の頃に描いた夢の絵を高く掲げて優しく微笑む涼の姿が!

これがもう、、、、、反則!!!っていうくらいステキなのだ〜〜〜!

竹野内豊サマ!!!

あえてドラマを見直さずに記憶だけで書いているんだけど、、、。
ここで主題歌(the brilliant green『angel song-イヴの鐘』)が掛かったと思う!

もともと竹野内くんのことも大好きだったけれども。
あの瞬間、私のハートはさらに撃ち抜かれ、すっかり骨抜きさぁ〜!
タイトルバックの映像もステキでさぁ〜〜〜。

うっとりよ、うっとり!

 

っという訳で。

みじん子さ〜ん。
竹富島、楽しんで来てね〜〜〜!!

【ドラマ】夏を満喫しよう!『Stand UP!!』

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夏休みに何かが起きる!?

「夏休み」を心から待ち望み、楽しめたのはいつ頃までだったかなぁ。

暑すぎる夏のせいなのか、単に年をとってしまったからなのか、ちょっと長めのお盆休みも有り難みはなく、日常のリズムが狂うので却って疲れるだけである(汗!

 私が学生だった頃より夏の平均気温は絶対に上がっていると思うのだけれど、今の若者はこの暑さに負けずに夏休みを楽しんでいるのかなぁ?

・・・・・・

Stand UP!!』は2003年・夏のドラマである。
ざっと16年前?

当時の世の中がどんな感じだったかは明確には覚えていないんだけど、これ、当時としてもゴールデンタイムに放送するドラマとしては攻めてたドラマだったんじゃないかなぁ。(オリジナル脚本でメインの演出は堤幸彦

ざっくりと説明すると、とある商店街で育った4人は高校2年生。ショーちゃん(ニノ)、ケンケン(山P)、ウダやん(成宮寛貴)、コーくん(小栗旬)。
夏休み直前に学校内で未だに『童貞』なのはこの4人だけ、ということが発覚。4人は「何としても夏休み中に大人の階段を登るんだ!」っとあの手、この手で奮闘する、、、という物語。

 

この4人、いわゆるクラスの中心人物ではないんだろう。
たぶん、どのクラスにも『すごく目立つわけじゃないけど、いつもつるんでいてそこだけでやたら楽しそうなグループ』ってあったと思うんだけど、そんな感じ。山Pが演じたケンケンなんて生粋の電車オタクだし。

このドラマの面白さは4人の活躍だけではない。彼らを取り巻く商店街の大人たちは「青少年の健全な育成」を掲げていて、子供たちに「不純異性交遊」をさせまいと、こちらもあれやこれやと策を練る。ケンケンの母親(杉田かおる)はラブホテルを経営していて、彼らの溜まり場はラブホの一室であるにも関わらず、である。

 私はサラリーマン家庭に育ったので、商店街で育つ環境がどんな感じかを実感することはできないんだけど、2003年当時でも、ここまで結束して子供たちを見守ろうとする商店街って見当たらなくなってたんじゃないかなぁっと思うのよ。イメージだけど、子供たちに何かあったらすぐに「学校」や「先生」に訴えるってのが最近の風潮でしょ?

もちろん、このドラマにも先生は何人か出てくるんだけど、、、。
これまた、いわゆる「先生」らしい「先生」は出てこない(笑
実際にこんな先生しかいなかったら問題なんだろうけど、ドラマだからね!

 

コンプライアンスや何やらと、やたらと窮屈になってしまった昨今、Stand UP!!みたいなドラマはやれても深夜枠になっちゃうのかなぁっとは思うんだけど、、、。
17歳の高校生が「素敵な夏休み」のために懸命に駆け回り、ほんのちょっとだけ(あくまでもほんのちょっと)成長したのかな?っていう「ザ・夏休み!」なドラマ。ぜひ、今の高校生にも楽しんでほしいなぁ。

 

ちなみに、、、。

ちょっと古いドラマを見る楽しみの一つに、思わぬ人が思わぬ役で出演していることを発見できることがある。学園ドラマ(これは夏休みドラマだけど)では特に発見率が高いので、ぜひ、そちらも楽しんでほしい!