【雑記】アイドルグループを好きになるなら覚悟しておかなければならないこと
エンタメ愛が止まらない!!TOMOさんと私がジャニーさんへ感謝を伝えるべく参列したお別れの会。その超長蛇の列に並びながら語り合ったエンタメ談義を書こうとしたところにどっくんこと錦戸亮くんの退所ニュース。。。
まずは、行き場のない気持ちを吐露させていただくことをお許しいただきたい。
2019年9月6日。・・・一夜明けた。
イラストのキャプションは、関ジャニ∞の代表曲『無限大』の歌い出し部分である。
彼らを代表するこの曲をなぞるかのように関ジャニ∞は生きているのかもしれない…。
ライブに参戦した熱い思いのまま前記事を書いたが、その余韻が覚めぬ中でのどっくんの退所報道。
十五祭のオーラスからジャニーさんのお別れ会、そしてどっくんの退所。。。楽曲『EJコースター』のようにエイターの心をかき乱す。
~♪「運命」のムチャブリも楽しめる♪
~♪「難題」もガムシャラに楽しめる♪
~♪上り下りも込みで楽しめる♪
・・・いやぁ、楽しめんよーーーーっ(涙
このどうしようもない気持ちを言葉ではどう表現すればいいのだろう。
辛い?苦しい?哀しい?悔しい?寂しい?・・・ん~違う。しっくりくる言葉が見つからない。
昨年末にすばちゃん退所発表を受けて6人で臨んだ『関ジャニ∞’sエイターテインメント GR8EST』では、正直、すばちゃん不在の寂しさをかみしめた。この曲のサビの部分、あの曲のハモリ…すばちゃんの声が無いことへの寂しさに体調が万全でないヤス君のことも心配が重なり、心の底から楽しめるというより「エイトも頑張ってるんだ、だから自分も頑張ろう」という感覚があふれた。それは十五祭でたっちょんがビデオメッセージで言っていた「最弱のエイト」の頑張る姿に心を動かされたというのが適切だろう。
春から何度も出ていたどっくん退所報道で、十五祭が「もしかして、これで最後になるかも…」という覚悟を、私はどこかに持ちながら参戦した。それは、すばるくん退所発表時の青天の霹靂、信じて疑わなかった者への痛手があまりにもキツかったので、万が一への対応、リスクヘッジとして「もしもの対処」の覚悟をどこかに持っておきたいと思っていたからだ。
アイドルグループを好きになるということは、
アイドルを好きになるということは、
「いつか来るその日」を覚悟しておかねばならないのだ。
アイドルグループのファンには「担」や「推し」といわれる個人応援を中心にしている人もいる。が、私は、嵐も関ジャニも、、、実は、たのきん(『ただいま放課後』が最高だった)も、、、アイドルの誰々…というよりグループの、メンバー全員そろった世界が大好きなのだ。
もちろん担や推しの人たちにとってもグループ脱退は大きなショックだと思うけれど、グループ全体そのものが大好きな人間にとって、そのグループのメンバーが一人でも欠けてしまうということは、脱退したメンバーがソロで活躍しようとも、もう二度と会えない別れと同様の悲しみであり、喪失なのである。
グループを一人のアイドルとして考えてもらえたらよくお分かりになっていただけると思う。
すばるくんがいなくなった関ジャニ∞にまだ馴れない中で、どっくんも失ったら、、、正直な話、もう私の愛する関ジャニ∞ではないのだ。
もちろん、5人でも活動を続けるというエイトたちの覚悟を応援したい。関ジャニ∞がある限りずっと応援したいと思っている。が、しかし、、、私にとってのこれからの関ジャニ∞は、新しくできたアイドルグループとしてしか受け止められない気がするのだ。
本当は8人だったのが7人になって築いた関ジャニ∞の世界は、私がライブに参戦するようになった『関ジャニズム』あたりが最高潮だったのかもしれない。最高潮の時に好きになってしまった人だったのだ。
アイドルが高齢化しているという。確かに、日本のトップアイドルの嵐、そして関ジャニ∞はみなさん30代半ば、そして40代に差し掛かろうとしている。ドームのコンサートを観た人ならわかるが、あの広い会場を駆け巡り、ハードなダンスパフォーマンスをこなすアイドルを続けるには体力的にも厳しい年齢に入っていると思う。
でもファンは、彼らを(恋に落ちた時の素敵なあの人)を求めて、最高のパフォーマンスを望んでしまうのだ。そこに、無理が生じてくるのは当然のことだろう。
彼らも人間だ。歳を取り、経験も重ね、個人としてのプライベートも変化してくるだろうし結婚だって考えるだろう。彼らの心の中だって変化をしているはずだ。いつまでも蒼いままじゃない。
でも、私たちがアイドルに求めるものは「元気」であり「希望」であり「夢」なのだ。若くてピッカピカに輝いて、はじけている彼らをファンは求めてしまうのだ。日々の暮らしの中にある辛い出来事や不条理なことやつまらないこと全てを、彼らのパフォーマンスは忘れさせてくれる。
その、アイドルである彼らと私たちファンとのすき間は、いつか必ずやってくる。なぜなら、彼らは生身の人間であるのだから…。
いみじくも、どっくん退所で残る5人のメンバーがファンに発信したコメントで、このすき間を明示してもらえた。
「・・・各メンバーの思い描いている将来、価値観、方向性など、それぞれが違うベクトルを差し始めているんじゃないか…」
彼らが常にファンのことを考えて、ファンを楽しませよう喜ばせようと考えるからこそ、年齢と経験によってメンバー一人ひとりのベクトルが少しずつ違う方向へ向いてしまったのだと思うのだ。
2020年いっぱいで嵐の活動休止もあり、ジャニーズアイドルも大きな転換期を迎える。同時に、キンプリをはじめとして瑞々しい新しいグループが活躍するだろう。その中にソロのアイドルは予定されていない。どちらかといえば、大人数のアイドル(グループ)が、どんどん世に出されるようだ。
その中で、新しい恋に落ちる人たちもいるだろう。でも、アイドルがグループである限り、退所や脱退によるファンの試練やジレンマはけっして無くならないことはないだろう。
いつか誰かは脱退し、いつか解散し、いつか形が変わっていく…。それでも嫌いになれない。悲しいけれど応援しつづけたい。…でも、寂しい…。
変わっていくたびに彼らからもらってきたたくさんの「元気」や「希望」や「夢」が少しずつ薄らいでいく。やがて、私たちから彼らに「元気」や「希望」や「夢」をあげるために応援したい・・・と思うようになる、、、のだろうか。
まだ、5人の関ジャニ∞を目の前にしていないから分からない。
でも、アイドルグループを愛するということは、必ずこの試練を通らなければならないことであると言える。
エンタメを好きである限り覚悟しておかなければならない試練なのだ。
それは、愛する人と出会ってたとえ一緒になっても、少しずつ二人のカタチが変わっていくよいうに、「変化していく」ことへの覚悟をもってアイドルヲタ活動を誓わねばならないのだ。
・・・
健やかなるときも
病めるときも
喜びのときも
悲しみのときも
富めるときも
貧しいときも
メンバーが脱退したときも
これを愛し
これを敬い
これを慰め
これを助け
その命ある限り
真心を尽くすことを誓いますか?