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【ドラマ】夏を満喫しよう!『Stand UP!!』

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夏休みに何かが起きる!?

「夏休み」を心から待ち望み、楽しめたのはいつ頃までだったかなぁ。

暑すぎる夏のせいなのか、単に年をとってしまったからなのか、ちょっと長めのお盆休みも有り難みはなく、日常のリズムが狂うので却って疲れるだけである(汗!

 私が学生だった頃より夏の平均気温は絶対に上がっていると思うのだけれど、今の若者はこの暑さに負けずに夏休みを楽しんでいるのかなぁ?

・・・・・・

Stand UP!!』は2003年・夏のドラマである。
ざっと16年前?

当時の世の中がどんな感じだったかは明確には覚えていないんだけど、これ、当時としてもゴールデンタイムに放送するドラマとしては攻めてたドラマだったんじゃないかなぁ。(オリジナル脚本でメインの演出は堤幸彦

ざっくりと説明すると、とある商店街で育った4人は高校2年生。ショーちゃん(ニノ)、ケンケン(山P)、ウダやん(成宮寛貴)、コーくん(小栗旬)。
夏休み直前に学校内で未だに『童貞』なのはこの4人だけ、ということが発覚。4人は「何としても夏休み中に大人の階段を登るんだ!」っとあの手、この手で奮闘する、、、という物語。

 

この4人、いわゆるクラスの中心人物ではないんだろう。
たぶん、どのクラスにも『すごく目立つわけじゃないけど、いつもつるんでいてそこだけでやたら楽しそうなグループ』ってあったと思うんだけど、そんな感じ。山Pが演じたケンケンなんて生粋の電車オタクだし。

このドラマの面白さは4人の活躍だけではない。彼らを取り巻く商店街の大人たちは「青少年の健全な育成」を掲げていて、子供たちに「不純異性交遊」をさせまいと、こちらもあれやこれやと策を練る。ケンケンの母親(杉田かおる)はラブホテルを経営していて、彼らの溜まり場はラブホの一室であるにも関わらず、である。

 私はサラリーマン家庭に育ったので、商店街で育つ環境がどんな感じかを実感することはできないんだけど、2003年当時でも、ここまで結束して子供たちを見守ろうとする商店街って見当たらなくなってたんじゃないかなぁっと思うのよ。イメージだけど、子供たちに何かあったらすぐに「学校」や「先生」に訴えるってのが最近の風潮でしょ?

もちろん、このドラマにも先生は何人か出てくるんだけど、、、。
これまた、いわゆる「先生」らしい「先生」は出てこない(笑
実際にこんな先生しかいなかったら問題なんだろうけど、ドラマだからね!

 

コンプライアンスや何やらと、やたらと窮屈になってしまった昨今、Stand UP!!みたいなドラマはやれても深夜枠になっちゃうのかなぁっとは思うんだけど、、、。
17歳の高校生が「素敵な夏休み」のために懸命に駆け回り、ほんのちょっとだけ(あくまでもほんのちょっと)成長したのかな?っていう「ザ・夏休み!」なドラマ。ぜひ、今の高校生にも楽しんでほしいなぁ。

 

ちなみに、、、。

ちょっと古いドラマを見る楽しみの一つに、思わぬ人が思わぬ役で出演していることを発見できることがある。学園ドラマ(これは夏休みドラマだけど)では特に発見率が高いので、ぜひ、そちらも楽しんでほしい!