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【ドラマ】近所にあったらいいのにな。『真夜中のパン屋さん』

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タッキーがいるなら毎晩通う!

原作小説『真夜中のパン屋さん』は2011年から2017年にかけてシリーズ6冊が発行された。通称『まよパン』。真夜中に営業しているパン屋さんとそこに集う個性的な人々との心温まる交流の中に、ネグレクトだったり、万引きだったり、ノゾキ魔との攻防だったり、、、っとちょっと深刻な問題などもPOPに描かれ、ミステリーもあれば様々な恋愛模様も親子愛も描かれるというエンタメ要素満載の小説だ。作者は大沼紀子。

2011年から2017年は、本好きの親戚の子が中高生時代。私がまよパンの話をしたら読みたい!と言われ、新刊が出るたびに私が買って、読み終わったら彼女に譲る、という交流で余裕ある大人の叔母さんを自己演出していたため、今手元にはない。そもそも普通にプレゼントすればいいんだけどね(苦笑

実はまた読みたいから、改めて揃えたいなぁっと思っている。

う〜〜。我ながら、このコレクター気質をどうにかしたい(汗!!

 さて、小説で楽しんでいた『まよパン』が2013年4月からNHK BSプレミアムでドラマ化された。しかも主演はタッキー!やだ〜、嬉しい〜〜〜!

(同年11月にはNHK総合でも放送された。)

 

小説の中のキャラクター設定とは風貌がだいぶ違うんだけど、素敵だから全然OK!!笑顔が素敵な優しいオーナー兼ブランジェ見習いのクレさんをタッキーが、そこで働くイケメンの天才ブランジェ・弘基を桐山くんが担った。

クレさんは最愛の妻・美和子を亡くして、妻の夢であったパン屋さんを弘基の協力を得て開いている。営業時間は夜11時から朝5時まで。真夜中のパン屋さんに集まる客は個性的な人ばかり。

クレさんは海外での仕事をしていたので、妻と共に生活した期間はほとんどない。弘基は荒れていた中学生の頃に美和子に救われたのをきっかけにブランジェとなっており、美和子に恋もしていた。

なので、ずっと彼女を一人にしていたクレさんに思うところもあるのだけれど。

そこへ、美和子の異母妹の娘だと名乗る高校生・希望(土屋太鳳)が現れる。奔放な母親・律子(ともさかりえ)は、希望が幼い頃からカッコウの托卵のように他人に長期間預けてはいなくなり時々ひょっこり戻ってくる、を繰り返しており、今回も簡単な置き手紙一枚で、美和子をたずねるように書き残したのだ。

クレさんは亡くなった美和子に代わって、真偽の確認もせず、快く希望を店の2階に住まわせ、面倒をみることに。

大人の勝手であちこちに預けられて育った希望はすぐに素直になれないけれど、クレさんと弘基とパンの香り、お店にやってくる様々な人たちとの交流や事件などを通して、少しずつ心を開いていく。。。

というお話。

 

毎回ちょっとした事件は起きるし、真夜中のパン屋に集う人々には何かしらの傷や悩みがあったりするんだけど、パンの香りのように、甘く優しい、ふんわりとした方法で様々な問題が解決に向かっていく。一刀両断!みたいな解決じゃなくて、あくまでもふんわり、ってところがすごくいい!!

世界は優しさに溢れている!!なんて叫びたくなる(笑

そして、確実にパン屋さんに駆け込みたくなるドラマだ!
なので、お気に入りのパンを買ってから見た方がいいよ〜〜!