【ドラマ】潰れかけのボウリング場を救う?!『ゴールデンボウル』
で、ボウリングの話!?っと驚いた記憶がある『ゴールデンボウル(2002年4月〜)』。
舞台は潰れかけの古いボウリング場「ゴールデンボウル」。
社長は大滝秀治、バーカウンターもあってバーテン兼支配人に竹脇無我。
スタッフには出川哲郎、松本莉緒、小川直也など。
専属プロボウラーでボウリング教室のレッスンプロに瀬川瑛子。
同じビル内のプラネタリウム館主は笑福亭鶴光。
そこに通う常連の証券マン・芥川(金城武)と主婦の瞳(黒木瞳)。
なんだか破茶滅茶な組み合わせに見えるけど、これがまあ、誰もが愛すべきキャラクター!アンバランスなのに心地よいチーム感があって、、、
とっても平和で不思議な時間を過ごせるドラマだと思う!
コメディなのか、ラブストーリーなのか!?
そこはね、やっぱり野島脚本だからねぇ〜〜。簡単に一括りに語れないところが、いいんだなぁ〜〜。
潰れかけの「ゴールデンボウル」は地上げ屋(小木茂光)に売却を迫られるが、スタッフ総意のもと、ギリギリのところで売却を断ってしまう。しかし、借金もあるため地上げ屋からの提案でボウリング対決で決着をつけるという(?)話に。
なんじゃそれ!?っという展開なんだけど、まあ、とにかく話の大筋としては、毎回、地上げ屋が送り込んでくる対戦相手を、芥川と瞳が倒していく…というのがお約束になっている。
もちろん、それだけじゃない。
飄々としていて明るくボウリング場のみんなにも慕われている芥川には、忘れられない恋人がいる。数年前に事故死したらしい。
専業主婦で買い物帰りにボウリングに通う瞳の夫は外務省官僚だが、どうやら不倫をしている様子。
二人とも寂しさを隠したまま、明るく丁々発止のやりとりを繰り返す。
笑顔なのに憂い顔、、、金城くんの瞳はずるいくらいに美しいのよぉ〜〜!!!
回を追うごとに、二人はそれぞれの心の傷に少しずつ踏み込んでいく。
そういう時のセリフの妙、野島脚本の真骨頂って感じ!!!
普通なら気恥ずかしくなるようなセリフも、ちょっと劇画タッチの演出の中で放たれるとグッときちゃうんだよねぇ〜〜。
二人の関係がどうなっていくのかも見所だけど、芥川に想いを寄せている晶(松本莉緒)も可愛いし、晶を想い続けているゴリ(小川直也)も可愛い!
瀬川瑛子のコメディエンヌっぷりは見事だし、竹脇無我演じる支配人・黒田に子供を預けて仕事に出かけるホステス(榎本加奈子)のシーンは何だかそこだけ大人の香り満載だし(笑
さらにさらに、毎回のゲストボウラーが豪華で真面目にふざけてて笑える。
地上げ屋にも秘密があるらしい。
そして全編に流れるポール・アンカの楽曲の数々。
主題歌「You Are My Destiny」が切なく懐かしく、、、。
ちょっぴりB級感のある雰囲気に気を抜いて見ていると、いい意味で裏切られますよ〜〜!