【映画】おもしろキャラが勢揃い!『スペーストラベラーズ』
2000年4月公開の『スペーストラベラーズ』。
当時、めちゃくちゃどハマりして、大好きすぎて何回も映画館に足を運んだ。けっこうヒットしたと思うんだけど、誰かに話しても「映画を見た」もしくは「知ってる」という人になかなか出会えない。なんでかなぁ〜〜?すっごく面白かったのに〜〜。
最近また無性に見たくなり、私が登録している配信サイトにラインナップされないかなぁっと待ってみたけど、、、え〜い、買ってしまった方が早いや!っと、今更だけどDVDを購入、久々に観てみたよ〜〜。やっぱり、とっても面白いわぁ〜〜♪
原作はマギーさん(児島雄一)。
1995年のコメディー舞台「ジョビジョバ大ピンチ」が元になっている(というのは後から知った)。
舞台はどこかの街のコスモ銀行。孤児院で兄弟同然に育った保(金城武)、誠(安藤政信)、功(池内博之)は「5分で億万長者だ!」っと、どうやら、と〜〜ってもゆる〜〜い計画で甘い夢をみつつ、閉店間際のコスモ銀行を襲撃。どこで手に入れたのか、各自銃器も携え、手際良く監視カメラも無効化し、カッコよく行員やまだ行内に残っていた顧客を脅すのだが、思うような反応が帰ってこない。
この支店では、支店内恋愛で結婚するカップルに対して、全員が扮装してサプライズパーティーを仕掛けるというのが恒例になっていて、まさにそれが実施される日だったのだ。
行員の多くは何も知らずに会議室でサプライズパーティーの準備中。よりによって、今年の扮装は警察官で、、、。
自分が祝われる側と知っていてソワソワしていた相田みどり(深津絵里)は、強盗団の襲撃に、ものすごくリアルな演出だと勘違いして大喜び。(ちなみに婚約者・野々村を演じたのはダウンタウンの浜田雅功。浜ちゃんがどんな活躍をするのかは、、、!?)
銃で脅して金庫を開けさせ、5分で億万長者になって、どこにあるか分からない憧れの南の島へ!という計画は総崩れとなり、銀行の周りはあっという間に警察に取り囲まれてしまう。
銃声と様々な勘違いが重なって凶悪事件現場と化してしまったコスモ銀行。
成り行きで行員や客を人質に立て籠ることになってしまった3人は、たまたま客として居合わせていた本物のテロリスト(渡辺謙)や離婚間近で喧嘩ばかりの夫婦(筧利夫・鈴木砂羽)、暗証番号が思い出せずに行員を困らせていた電気屋の店主(武野功雄)、その行員(甲本雅裕)、そしてみどり(深津絵里)を巻き込んで、外にいる警察に凶悪犯罪グループが占拠したと見せかける計画に転じ、事態の打開を試みるのだが、、、、。
・・・・・・
二人の兄のような、リーダー的存在の保が超かっこいいのは言うまでもないのだけれど、どのキャラクターもいいんだなぁこれが!
次男っぽい立ち位置の誠くんはアニメ『スペーストラベラーズ』略して『スペトラ』をこよなく愛するアニオタくん。自分たちが強盗なんてことを計画したせいで大変なことになっているというのに、偶然その場に揃ったメンバーを見て「スペトラだ!」っと興奮しだし、危機感ゼロでそれぞれにアニメキャラのコードネームをつけ始める。
末っ子っぽい功くんは、無口で銃器オタク。なんとなく軽〜いノリのメンバーの中で、唯一しっかり戦闘モード。だけど、兄二人を心の底から信頼していて、他の人質兼共犯者となったメンバーにもゆっくり心を開いていく。
実は心優しい犯人と人質たちの間に奇妙な友情が芽生え、それぞれが事件の中でどう変わっていくかは、ぜひ、本編を見て楽しんで欲しい。
DVDのジャケットに、
「踊る大捜査線THE MOVIE」の本広克行監督が贈る「笑って、泣けて、元気が出る」エンタテイメントムービー!!
というキャッチコピーが付いていた。映画公開時もこんなコピーだったかな?
もうちょっと捻って小洒落たコピーにしても良かったんじゃないかと思うけれど、この映画の雰囲気をとっても分かりやすくストレートに表現しているコピーである(笑。
そして、久しぶりに見て思い出した。そうだ、大杉漣さんも出てたんだよなぁ。
3人の計画が崩れる原因の一人で、本筋とはちょっと違うところで笑わせてくれる存在。
もういないんだよねぇ。。。さみしいなぁ〜〜〜。