【ドラマ】いっぱい考える人、の2作品『ミステリと言う勿れ』『となりのチカラ』
2022年4月になりました!また新しいドラマがたくさん始まります!
今期も楽しみなドラマがいっぱいあるので、視聴スケジュールの調整に忙しくなりそう(汗!
うれしい悲鳴で〜〜〜す(笑
新ドラマで忙しくなる前に、3月に終わったばかりの2作品、『ミステリと言う勿れ』と『となりのチカラ』について書いておこうと思います。(どちらも2022年1月スタート)
どちらも主人公が、とにかく「よく考える人」だった。
それに伴って、視聴者である私もいろいろ考えさせられるドラマだったなぁっと思う。
もちろんドラマを存分に楽しみながら!
『ミステリと言う勿れ』は漫画原作のドラマ化。
漫画原作がある場合、どうしても原作ファンによる監視の目が厳しくなるなぁという印象だけど、何度も書いているように私は自分に漫画を禁じているので、純粋にドラマだけを楽しんだ。チラチラっとSNSの書き込みなんかもみちゃったけど、原作ファンからも割と支持されていたんじゃないかなぁ?
菅田将暉演じる整くんは、とにかくよく観察し、深く深く思考し、無駄に忖度することなく自分の考えを淡々と言葉にする。そして私は、たびたびハッとさせられた。
整くんの言葉は、瞬発力で発するのではなく、人の話をよく聞いた上で、彼の人生の中で常々考え続け、学び続けている結果の言葉を紡いでいる思われる。
「ゴミ捨て」という行為はどこからの作業を示すのか、といった身近な話から、いじめやDV、殺人などの重い話まで。
相対する刑事や犯人、問題を抱えた人々にとって、彼の言葉の全てが正しいわけではないのかもしれないけれど、少なくとも皆んなが深く考えざるを得なくなる。
人間は考える葦である。
これはフランスの哲学者・パスカルの言葉だけれど、極端に言えば、考えなくなったら人間ではいられないということじゃないだろうか。
整くんを見ながら、日々、深く考えることなくボーッと生きてしまっている自分を顧みて、反省せねば!!っと思ったのであった。
一方、『となりのチカラ』のチカラくんは。
数々の問題作を生み出した遊川和彦さん脚本のオリジナルストーリー。
松潤が演じるチカラくんも、とにかく考える人だ。いや、悩んでいる人?かな?
常に隣近所の身近な人を観察し、身近な人の幸せのために考え、悩み続けている。
まるでノゾキ魔だ、大きなお世話のお節介野郎だ!っという見方もあるのだろうけれど、これくらい極端なキャラクターにしなきゃ、ドラマは楽しくないじゃない(笑!
中腰でオロオロして、色んな人に怒られてる松潤は、なかなか新鮮だったしね!
とにかく問題の多いマンションだったよね〜(笑
困っている人、悩んでいる人、辛い思いや悲しい思いをしていても素直になれずにトゲトゲしている人などなど、「幸せそうじゃない」人を見かけると放って置けないチカラくん。
ついつい声をかけてしまうけど、スペシャルな解決策を思いつけるわけではなく、さらに相手を怒らせてしまったりもする。
何か辛いことを抱えている時って気持ちに余裕がないから、親切にしてもらってもイラッとする時ってあるもんね〜。
それでも。
気にかけてくれる人がいる、ということに気付くだけで、救われることもある。
優しくしてもらったことが素直に嬉しく思えるようになると、自分で問題を解決しようとする力が湧いてきたりもする。
少しでも幸せな気持ちを感じられるようになると、今度は自分も人に優しくなれたりする。
・・・・
とはいえ、チカラくんを見習って見知らぬご近所さんに気軽に話しかけられるほど勇気もないし、そこまで安心していい世の中でもないかもしれないから、やっぱり今まで通り、慎重に過ごすと思うんだけど。。
少なくとも、これからも人間でいるために。
私もボーッと生きていないで、ちゃんと物事をよく見て、よく考えることくらいは実践していこうと思う、春であります!