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【映画・ドラマ】男女逆転!?『大奥』シリーズ

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男の園で何かが起こる?!

前回はフジテレビの連ドラ『大奥』を取り上げましたが・・・

entame-i-ga-tomaranai.hatenablog.com

こんな『大奥』もあるよ!ってことで、映画2作とTBSの連ドラで描かれた男女逆転版の『大奥』のおはなしです〜。

よしながふみ原作漫画の実写化。

 まずは原作に敬意を評したいよね〜〜!
信長協奏曲や『ベルばら』もそうだけどさ、思いっきり妄想系のフィクションなのに大きな歴史の流れは変えずに何となく辻褄もあってしまって、「もしかしたら本当にそんなこともあったかも!?」っと思えるリアリティを持たせるって、すごくない!?そもそもの歴史を熟知してないと無理だよねぇ。

 

第一弾の『大奥(2010年)』主演はニノ♪

江戸時代、若い男性だけがかかるという架空の疫病「赤面疱瘡(あかずらほうそう)」の蔓延によって男性の数が激減したため、社会運営を女性が中心となって担うようになっていた。

籠の担ぎ手などの力仕事も女性の仕事になっている。だからと言って、女性が男性のように、男性が女性のように振る舞っているわけじゃない。

物語の主人公・水野祐之進(二宮和也)は剣の腕前も一流の貧しい武家の息子。
子供を持つことを望みつつも、男が少ないため伴侶を得られない女たちに無償で子作りの手伝いもしている。現代の倫理観で見ちゃダメよ(笑!

幼なじみのお信(堀北真希)とは互いに想いあっているけれど、裕福な薬問屋の娘であるお信と貧乏武家の息子では身分違いの恋。困窮する我が家とお信との敵わぬ恋を断ち切るため、祐之進は大奥にあがる決意をする。

第8代将軍・徳川吉宗柴咲コウ)時代。

幕府においても将軍は女性が男名で継ぎ、国を統治するようになっていた。
そして、徳川家を絶やさないために「大奥」には希少な男性たちが集められている。

女性大奥と同じように、下働きから大奥総取締まで全部が男性!
男の園でも嫉妬や虚栄心、愛憎やいじめなど、ドロドロ具合は女性大奥に負けず劣らず!
要するに誰が将軍様に子種を授けられるかを競っているのだ(苦笑

大奥総取締の藤波(佐々木蔵之介)は野心家で、吉宗を意のままに操って国を動かしたいという野望を持ち、聡明で美しい松島(玉木宏)を寵愛。

そんな大奥に入ってしまった祐之進の運命は如何に!?

・・・・・・・

物語は見ていただくとして、第8代将軍・徳川吉宗について。

難しいことは置いておいて、吉宗といえば倹約家として有名だ。享保の改革をしたのも吉宗さん。幕府の財政再建ってことかな?大奥の人数を減らすという政策も行った。

私は「歴史の流れが分かるようになってきた」程度の初心者歴女なので、詳しい説明は無理なんだけど(汗!

私でも何となくは把握していた「吉宗さん」像を柴咲コウ演じる女性の「吉宗さん」も体現している。フィクションなんだけどホントをまぶしているところが面白い!

本物の大奥では一人の将軍が沢山の側室に子供を産ませるので、それはそれで大変かなと思うけど、男女逆転だと男がどんだけたくさんいても、将軍の子を産めるのは将軍ただ一人ってことになるので、、、、。女としてはまともに考えたくない状況だよねぇ(汗!!!

 

第二弾はTBSの連ドラ『大奥〜誕生[有功・家光編](2012年10月〜)』

副題にある通り、男女逆転が起こることになった始まりを描くストーリー。

主演は堺雅人

さあ、歴史ドラマあるあるです!第二弾なのに描かれる時代は過去に遡る(苦笑

ドラマの舞台は第3代将軍家光のころ。
ってことはフジテレビ版では『大奥〜第一章〜(2004年)』と時代がチョロっと被ります。

 

若い男性だけがかかるという疫病「赤面疱瘡」が将軍家にも及び、男性将軍・家光が死んでしまう。国家の混乱を防ぎ徳川家の存続をはかるため、春日局麻生祐未)は事実を隠蔽。実の息子・正勝(平山浩行)を影武者に仕立てる。あくまでも徳川家の正式な跡継ぎが生まれるまでの奇策。本物の家光が庶民に産ませた娘・千恵(多部未華子)を無理やり江戸城に住まわせ、男装させ、将軍の小姓として振舞わさせている。正勝は顔を隠して公の場で将軍の振りをしているだけで、事実上の将軍は家光の実子である千恵。あ〜、何とも複雑だ!

公家の三男で出家した万里小路有功(までのこうじありこと・堺雅人)は何やかんやで春日局に脅迫され還俗して大奥入り、やがて女・家光と親しくなり、恋愛に発展するが子が生まれず、、、、。

・・・・・・・

男女が逆転しても大奥で生きる人々や将軍は皆、不自由で悲しい。

私的にはいつまでも初々しい多部未華子ちゃんが、複数の男性に抱かれる役をするようになるなんて!!!っと、別の感慨もあったりして、、。

それに、堺雅人が『大奥』に出るとなると、やっぱり「篤姫」を思い出しちゃうでしょ〜。

あっちこっちの話がごっちゃになって、頭の中がぐるぐるしてくる〜〜(汗!!!

 

第三弾は映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉編](2012年12月公開)』

第三弾は第二弾の続編!歴史の順番通りでホッとするけど、、、

またまた主演は堺雅人!ただし、別人として。

大奥で成り上がろうとする右衛門佐を堺雅人が、第5代将軍・徳川綱吉菅野美穂が演じています。菅野美穂はフジテレビ版の『大奥(2003年)』では篤姫やってたよねぇ〜〜。

もぉ〜〜〜!頭の中がぐっちゃぐちゃになるじゃないかぁ〜〜!!!

ちなみにフジテレビ版だと『大奥〜華の乱〜(2005年)』と時代が被ります。

 

あれこれ整理して書くのが難しくなってきたので、あとはとにかく見ていただくとして(手抜きか!)

 

堺雅人菅野美穂はこの共演をきっかけに交際、そして結婚!

 

地獄のような『大奥』から解き放たれて、二人は本当に幸せになったんだね!!

めでたし、めでたし〜〜〜!