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【大河ドラマ】『麒麟がくる』放漫記-第19回信長を暗殺せよ

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世の中を平らかにするパズルがどうも合わない…。

大河ドラマ麒麟がくる』を追っかけ中。過去記事はコチラ↓

entame-i-ga-tomaranai.hatenablog.com”

"失うものは何もない”信長

舞台は清州城。

土田御前(檀れい)は信勝(木村了)の死に涙する。

信長(染谷将太)と土田御前の母子の確執は相当の根深さがあるようだ。母に愛されたい一心だった信長。自分が大切にするものをつぎつぎに壊す息子を疎んじる母。真相は本人たちにしか解らないけれど、親子愛のきょうだい格差はよくある話。世間から「うつけ」と言われていた信長の破天荒な気質がどうにもこうにも土田御前とは合わなかったらしい。

母に「お前は、この母も殺したのだ!」と断言された信長は、自分は愛する家族のすべてを失ったと嘆くのだった。

将軍義輝、京へ戻る

時は1558年。

近江の朽木(現在の滋賀県高島市)に逃れていた将軍足利義輝は、三好長慶打倒のために挙兵。その後、近江国の守護である六角義賢の支援を受けて近江の坂本(現在の滋賀県大津市)に移ると、ついに北白川の戦が起きる。戦は義輝の思い通りにはならず、結局、六角義賢の仲介で三好長慶と和睦することに。

永禄元年(1558年)、京都の相国寺にて和睦の議を結んだ将軍義輝(向井理)は約5年ぶりに京に戻った。

一方、一乗谷で禄(ろく:武士のお給料みたいなもの)を受けずに浪人暮らしをしていた光秀(長谷川博己)は朝倉義景ユースケ・サンタマリア)に呼ばれ「京へ行ってくれ」と使いを頼まれる。(なんと、こうも上司にこき使われやすいキャラクターなのだろう)

公方様が京へ戻ったお祝いと称して諸国の大名たちを京に呼び寄せ、ふたたび足利将軍への集権を目論んでいるようだったが、多くの大名は(様子見)していた。朝倉義景もそのひとり。「わざわざ火中の栗を拾うこともない」と、お気に入りの鷹を公方様に献上することで自分の上洛を免れることにしたのだ。その使いに指名されたのが光秀だ。

 

京都で旧友と再会

光秀の京都行きはラッキーだった。細川藤孝眞島秀和)や三淵藤英(谷原章介)らと再会、彼らは光秀の無事を喜ぶ。そんな中、藤孝のところによからぬ噂が。「尾張平定の報告に初めて織田信長が上洛するのだが、その信長の命を狙っている者がいる」と。

光秀はかつてのよしみで、なんと公方様の能鑑賞の席に同席することに。もちろん、公方様は光秀のことを覚えていた。(第11回将軍の涙)。「あれから9年、人も世の中もすっかり変わってしまった…」

能の会場となった二条の館ではちょうど美濃の斎藤義龍伊藤英明)が上洛しており、なんと光秀と廊下でバッタリ遭遇。漫画だったら火花が散るところ。

 

信長暗殺を企てているのは義龍だと藤孝から聞いていた光秀は、実質的に京都を支配している三好長慶の寵臣の松永久秀吉田鋼太郎)のところを訪ね相談をする。

光秀には三好長慶暗殺未遂事件(第6回三好長慶襲撃計画)のときに久秀らを救った借りがあり、その「借りを返していただくことはできないか?」と、信長暗殺阻止を頼んだのだ。

久秀は義龍のところへ出向き、信長暗殺というよからぬ噂があるので、それを阻止するために京の安寧を維持するために義龍に協力して欲しい、と言うのだった。

義龍は一連の取り計らいは光秀によるものだと知り、光秀を呼びつける。

 

因縁もこれで最期

義龍-遅かれ早かれオレが信長を討つ。いずれ尾張を飲み込み美濃を大きくする。だから十兵衛、いまいちどオレに仕えてくれないか?

光秀-断る。「今度会ったら、オレの首をはねる」といったお前が何故そんなことを言うのか?

義龍-オレは血を流しすぎた。今、オレに従う者はただオレを恐れ表向き従っているまでだ。心から信用できる人間などいない。もし、オレが「悔いている」と言ったら、オレについて来てくれるか?

光秀-お前にはつかぬ。

義龍-じゃ、お前は何がしたいんだ?浪人のまま、どうするつもりだ?

光秀-かつて道三様に言われた。「大きな国を作れ。誰も手出しできない大きな国を」と。オレに何ができるか分からないが、その言葉がいまも胸に刻まれている。

義龍-相変わらず頑固な奴だな。分かった。行け!さらばだ、これでもう会うことはあるまい。

かつて朋友だった義龍と光秀はここできっぱりと断絶したのだった。

(ナレーションで「2年後、義龍は病死する」となり、義龍はここでいわゆるナレ死となる。あっけない最期だけれど、これで光秀との縁が完全に消えた、と考えれば当然だろう)

 

信長「何かおかしい…」

無事に暗殺を免れた信長は義輝と謁見する。

信長は「これ以上無益な戦はしたくないので、駿河や美濃に尾張攻めから兵を引くように命じて欲しい」と願い出る。義輝は快諾したが、信長は「それだけでは心もとない」と。そこで、義輝は信長に左京大夫の官職を与える、と言う。今川は治部大輔なので、左京大夫のほうが高位というわけだ。とはいえ、これはいわゆる箔を付けるための職名であって実効力に乏しいことを信長は承知していた。なかなか納得できない信長の様子に、「ならば、将軍家の相伴衆(将軍に最も近くにいられるいわゆる重鎮)になればいい」というのだがそれもどうも納得できない。…そんな様子に、自らの力不足を嘆く義輝。「今はそれくらいのことしかできぬ」と。

謁見を終えた信長に、光秀は声をかける。

信長は「今の世は、どこかおかしい…」

大名たちを束ねる力のなくなった将軍。虎視眈々と勢力争いの機会を狙う大名たち…。将軍は京に戻ったとはいえ、京は全く落ち着いていない…。

尾張が心配じゃ!わしは尾張に帰る!またな!」

と、信長は足早に京を後にする。

 

久秀のところへ行った光秀。

「実は、信長が突然やってきてなぁ」と。信長は久秀に「尾張と摂津を交換してほしい」と言ってきたらしい。

本気で言っているのか、冗談で言っているのか?久秀は「うつけと聞いたけれど、こりゃただのうつけじゃあなさそうだ」と。

光秀は道三を思い出す。「信長から目を離すな」

 

信長がじわりじわりと力をつけていく様子が伝わってくる。足利将軍家の衰退が明らかになってきました。

国を一つにするには、とりまとめる者の力が必要だ。リーダーが力不足になったとたん国は乱れる…。将軍義輝の嘆きが伝わってくる回でした。

そして光秀の愛妻、煕子さんご懐妊。ついに後継者に恵まれそうです~

 

第20回へつづきます。