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【大河ドラマ】『麒麟がくる』放漫記-第18回越前へ

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水色桔梗にお家再興を誓い、十兵衛は新しい生活を始める!


大河ドラマ麒麟がくる』を追っかけ中。過去記事はコチラ↓

entame-i-ga-tomaranai.hatenablog.com

明智ご一行、越前へ逃避行!

弘治2年(1556年)、斎藤道三本木雅弘)は長良川の川面に散った。戦で道三軍についた明智光安(西村まさ彦)は、十兵衛(光秀:長谷川博己)に家督を譲ると「城を出て逃げよ!」と命じ、光安は明智城と運命を共にする。…ここまでが前回のあらすじ。

十兵衛を筆頭に、光安の息子左馬之助(間宮祥太朗)、母親の牧(石川さゆり)、妻の煕子(木村文乃)など明智一族は美濃脱出を図る。

そこで、タイミングよく出会ったのが菊丸(岡村隆史)と駒(門脇麦)。十兵衛は帰蝶を頼って尾張への脱出を考えたのだが、斎藤義龍(高政:伊藤英明)は尾張への道に関を設けて厳重な見張りがついているといことを菊丸たちから聞いて、警備の手薄い北方向を目指すことに。そこでもバッタリ遭遇の伊呂波太夫尾野真千子)。

帰蝶川口春奈)さまの計らいで、明智殿を越前の朝倉様の元へお連れします」と。

伊呂波太夫に連れられて明智ご一行は一乗谷へ。

十兵衛の第二ステージ、越前一乗谷って?

ここで登場する朝倉氏についておさらいしてみよう。

朝倉氏はもともと但馬国(今の兵庫県あたり)を発祥とする氏族。越前朝倉家は、南北朝時代に足利一門である斯波(しば)氏に仕え、斯波氏が守護になった越前内で所領が与えられた。義景(ユースケ)は、朝倉氏第11代目である。一乗谷は現在の福井県福井市街から約10キロほど離れたところにあり「谷」という名からも分かるように九頭竜川の支流である足羽川一乗谷川に沿った東西約500メートル、南北約3キロメートルというこじんまりしたところ。東西南方向に山があり、北には足羽川が流れていてその構造は自然の要塞のようである。美濃や越中へ通じる主要な街道にも通じていて、流通交易もさかんで、商品生産も活発だったことから経済的に豊かな城下町が築かれていた。

 

伊呂波太夫が美濃から逃げてきた武士を連れてきたとのことで、義景も無下にはできない。会話の中で、「近衛の姫君…」という言葉が出たが、義景の継室(いわゆる正室の後妻にあたる)は貴族の近衛稙家(たねいえ)の娘とのこと。・・・そして、伊呂波太夫もどうやら近衛家の人間らしい…ということで、ただの旅一座の美女座長というわけではなさそうだ。

義景は争いに巻き込まれたくないと思いつつ、十兵衛が尾張織田信長帰蝶からの後ろ盾があるということ、さらには、細川藤孝眞島秀和)から諸国に明智十兵衛への援助を依頼する文も届いていたことから、義景は一乗谷での暮らしを承知した。

 

十兵衛は一乗谷の荒れ果てた空き家から新しい生活をスタートする。

朽ちた新居で母としんみり話をする。

「自分は武士の家に生まれ、戦(いくさ)は武士の生き方、定(さだめ)だと思っていた。武士は田畑を耕さすこともせず、こうしてすべてを失ってみると、己の無力さだけが残るのです…」

戦国時代の当時、武士は花形職業であったでしょう。でも、戦で負ければ、家を潰されたら、あとはなーんにも残らない…。そういう虚しさ。

今、コロナ禍でまったく稼働できない仕事に就いている人にも通じる、なんだか切ない言葉である。

十兵衛と牧は先代の光綱との思い出を語るのだった。

(牧)父上が私に言ったことがある。人には浮き沈みがある。武士には勝ち負けがある。沈んだときどう耐えるか、負けたときどう生きるかにその者の値打ちが決まる…と。

(十兵衛)幼い頃、父と馬を走らせたことがある。父は「十兵衛、馬は誇り高き生き物だ。勝っても負けても己の力の限り走る…遠くへ。それが己の力だと知っているのだ」

 

誇り高く…

十兵衛は光安から譲られた明智の旗印を掲げ、明智家の再生とともに誇り高く生きることを決意する。

 

沈んだとき、負けたとき、に人の値打ちが決まる!

というのは、今の私にとってはすごく励まされる言葉だ。世界中がウイルスに負けそうになっているこの時、私たちは自分たちの生活レベルで、どう生き抜くことができるのかが決まるのかもしれない!

それにしても『麒麟がくる』のセリフには、今の我々に多くの学びを与えてくれる。今を生きる人間が歴史から学ぶことこそ、先人たちが生きた証なのだっ!!

 

織田家の勢力争いもそろそろ決着が

道三の死をきっかけに、尾張では信長(染谷将太)に対して不満を持つ者が動き出していた。特に、信長と弟信勝(木村了)との関係は悪化していて、信勝の家臣、柴田勝家安藤政信)は「謀反の兆しあり」と信長に忠告するのだ。信勝は美濃の義龍と手を組み、今川義元とも通じている…。

それを聞いた帰蝶は、「ならば、早速、信勝様とお会いなされませ」と「会って、お顔を見てどうすればよいのか決めればいい」と。

「過去に一度、家督争い(稲生の戦)でアイツが負けた時、母親の土田御前の願いを聞き入れ許してやったのに…」オレはなんと愚かなんだ、またもや弟に命を狙われているとは…。それにしても、アイツは哀れな奴だ、周りにおだてられ自分を見失っている。血を分けた兄弟…断腸の思いで信長はある手段に出る。

なんと、今回も(義龍が弟たちを殺害した手口と似てる…)、信長が病に倒れ寝込んでいるという知らせを聞いた信勝が母親の土田御前を伴って見舞いに参上する。

控えの間に通された土田御前。

信勝は信長のもとへ向かい、「白山より湧き出た霊験あらたかな水」をお見舞いに持参する。

信長は「病はいつわりじゃ。お前を呼び出して討ちはたすために。でも、お前を殺したら母上は悲しむだろう」

信勝は信長の策略を知る。

(信長)「俺はお前が嫌いだった。イケメンで賢くて、ママに可愛がられていて…俺はお前を妬んで殺してやりたいと思っていた」

(信勝)「兄さん、僕も兄さんが大嫌いだ。僕より先を走っていて、戦は強いし、僕にできないことを何でもやってのける。そんな兄さんが妬ましかった」

あぁ、最後の最期に腹を割って話す時が来るとは…。

(信長)「結局、俺たちは似た者同士だったということか…」

信長は信勝が土産に持参した水を「飲め!」と言うと、信勝は「申し訳ありません。どうかお許しください」と。

ここで、信長は腹を決める。

「信勝、飲め!飲むのだ!」

 

ついに、織田ブラザーズの勝負に決着がつく。

 

戦国時代は家を守るために敵と戦い、家を守るために家族同士で戦うなんとも厳しい世の中だった。息子が父を討ち、兄が弟を討つ…。そんなことがあっちでもこっちでも起きては、少しずつ日本は一つの国にまとまっていくのだ。そのために払った犠牲のなんと多いことか。

この犠牲は麒麟召喚のために必要なことなのか?犠牲無くして麒麟はやってこないのか…。あぁ、いろいろ考えさせられるねぇ…。

 

…第19回に続きます。