【映画】四月は君の嘘:花見ができなかったので音楽と清らかな青春で涙活してストレス発散!
バイオリニストとピアニストの優しい青春物語
四月。
桜の花はいつの間にか散ってしまった。
例年にない暖かさが続き、桜の蕾は早々に春を告げてくれたけど、我々は桜なんぞ愛でている場合ではなくなっていた。…ので、もとい。
『四月は君の嘘』で桜の季節の切なさに浸ろうと。
『四月は君の嘘』は『少年マガジン』で2011年~15年まで連載された人気コミック。アニメ化された作品がフジテレビ系列で放送されたのは2014年~15年。実写版映画が2016年9月に公開された。
んでもって、実は今年の7月にミュージカルになって登場!する。チケットは取れてるんだけど、「い~ける〜か、の~かぁ~♪」(by 乃木坂46『制服のマネキン』風)。
この春に楽しみにしていた舞台はぜーーーーんぶ中止(涙)。仕方ないのは分かっているんだよ。でもね…楽しみにしていた人間にとってこのダメージは大きい。
まあね、仕事のモチベーションをエンタメに助けてもらっていたわけで、仕事自体も滞っちゃってる今、そのモチベーションを上げる必要がないわけだから「黙っておとなしくしてしていなさいっ!」て言われても仕方ないのは分かっているのだが、つまりは、日本も世界もこれまで通常運転だった状況を止めてしまうと、いろいろな意味でダメージが大きいということを、実体験で思い知らされている。
自分の責任というか、社会人としての責任(たとえば仕事とか)、家庭人としての責任(家事とか育児とか)、そういうものを抱えている私たちにとって、その原動力は私にとってはエンタメだったりするわけですよ。歌や音楽を聴いたり、ドラマや映画を観たり、ライブや舞台に行ったり…そういう世界に感動して、「あぁ、がんばろ」って思うわけですよ。
だから、楽しみにしているものが観られない、行けない、となるとけっこう凹むのです。
心だけはウイルスに屈してはならない!
…今、こんな世の中になって、いわゆるマズローの五大欲求からしたら、低次の欲求ですら危ぶまれているわけだ。生きるので、食べるので精いっぱいの世の中になってしまったら、私たちはどんなふうに生きていくのだろう…。それを戦争時や災害時と比べて語ってる人もいるけれど、今回ばかりは、見えない敵という自然の脅威に怯えるしかないのか…そんなのはイヤなので、新型コロナウイルスへの反抗は『心だけは感染されない』ということで、それが本だったり、音楽だったり、エンタメだったりする。
ので、下世話な話題ばっかりで正確さに欠けるワイドショーなんかに時間を費やさずに、とことん落ち着いて心の免疫力アップ活動を続けていくしかないと思う今日この頃だ。読書量も圧倒的に増えたので、ここで本についても書きたいと思ったりするんだけどキリがなくなるのでホドホドに…。
ドラマとともに音楽も楽しむ!
映画でもドラマでも、基本的には人気ミュージシャンの楽曲が使われることが多いんだけど、クラシック音楽が使われる作品はなぜかちがった癒しがあったりする(^^)。実は、こないだ観た『怪獣倶楽部』に触発されて、今、ひかりTVで無料配信中の『ウルトラセブン』を観ているんだけど、ウルトラシリーズもクラシック音楽が頻繁に使われているせいで、なんだか感動が倍増するのだ。やはりクラシックは細胞に直接働きかける力があると思うのだ。
…細胞に、、、直接?!…ならば、免疫力アップにもクラシックは非常に有効であろう。(あくまでも気持ちの問題だが)どんなジャンルでも好きな音波に触れて心地良く過ごすことはいずれにせよ細胞にいいはず!
春+青春+音楽
話が脱線しちゃったので、実写版『四月は君の嘘』の話に戻そう。主人公の有馬公正を山崎賢人くん、宮園かをりを広瀬すずちゃん、っという売れっ子で王道物語にピッタリの二人。彼らの仲間である、澤部椿は石井杏奈ちゃん、渡亮太は中川大志くん。実写版映画『四月は君の嘘』はほぼ彼らの登場だけで展開されているんだけど、物語は丁寧に展開していて、やはり最後では号泣。
ピアニストの母から厳しい指導を受けてきた公正は、母を喜ばせたい一心で懸命に演奏して賞を取るのだが、母は彼の演奏を認めるどころか細かなミスタッチを指摘して叱咤するばかり。才能がありながらも公正は自らをも認めることができず、母親の病死の際、母親に暴言を吐いたことで「自分は母親を殺した」というトラウマに縛られ、音が聞こえなり、ピアニストとしての未来を絶たれた。
そこに現れた一人の少女、宮園かをり。彼女はバイオリニストなのだが、コンクールでも自由奔放な演奏で、審査員から不評を買う。が、聴衆の心は釘付け。いわゆる魂の演奏家だ。
…ある日、かをりは自分のコンクールの伴奏を公正に依頼する。最初は「弾けない」「無理だ」と拒んでいた公正だったが…。
実写映画版は公正のピアニストとしての再生、それを手助けしたかをりとの関係が描かれている。
ぜひ観てみてね。ちなみに涙活にオススメだ。(ストレスフルなとき、涙を流すのは身体にとーーーーってもいいっ!)
高校生ならではの恋愛模様も絡んでいて爽やかでみずみずしい。
劇中演奏曲
クラシック界が描かれる映画は楽曲も楽しめる。劇中演奏曲は以下のとおり。
・24 Caprices for Solo Violin,Op.1 No.24(パガニーニ)
・Twelve Variations on “Ah vous dirai-je,Maman”,K.265/300e(モーツァルト)
・Piano Sonata No.14 in C-sharp minor “Moonlight Sonata”3rd mov.(ベートーヴェン)
・Romance No.2 in F major,Op.50(ベートーヴェン)
・Introduction et Rondo Capriccioso,p.28(サンサーンス)
・“Liebesleid” for violin and piano(クライスラー:ラフマニノフ編曲)
・Ballade No.1 in G minor, Op.23(ショパン)
・Piano Sonata No.3 in B-flat major,K.281/189f 3rd mov.(モーツァルト)
逆に大切なものがあぶりだされる?!
こんな世の中になって逆に大切なものだけが目立ってくるというか…。そんなことを考えている。『健康で文化的な最低限度の生活』とはよく言ったもので、人間の生活において「これだけは…」というものが、自分にとって何なのか、しみじみ分かってくるというか…。
今『健康』は自分の努力でどうにか守るしかない。そして『文化的な最低限度の生活』は自分の心が喜ぶことを、しかも家でできることをするしかない。
だから音楽は大きな救いになる!「歌があ~るから~♪明日が~ある~♪」なのだ。
愚痴りたくなる気分を、歌が変えてくれるので、ぜひ家で音楽を楽しんでいきましょう~!
ちなみにウチは、Pokekaraでカラオケ大会も楽しんでます。今日はユーミンの『最後の嘘』を歌おうっと!