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【ドラマ】時代が見える学園ドラマ『3年B組金八先生シリーズ』

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きんぱっつぁ〜〜〜ん!

風間俊介とみやぞんがゲストだった今週の「櫻井・有吉THE夜会」。金八先生・第五シリーズの話題をたっぷりやってたのを見てたらムズムズ書きたくなっちゃった(笑

言わずと知れた金八先生。あまりに有名すぎるのでわざわざここに書かなくてもいいかなぁっと思ってたんだけど、なんてったって学園ドラマの王道だもんね!話題には事欠かない。1979年の第一シリーズから、断続的に連ドラとしては2007年の第八シリーズまで。スペシャルを加えると2011年ファイナルまで、膨大な数になる。

どの時代の金八世代だったかによっても金八先生に対するイメージは違うんだろうな〜。

ちなみに私は第一シリーズの時が中学2年生。ドンピシャの3年生ではなかったけれど夢中で見ていて、、、しっかり「たのきん」にハマった(笑
思えばジャニオタへの入り口が金八先生だったってことだ!

トシちゃん、マッチ、ヨッちゃんの3人。甲乙付け難いけど私はトシちゃん派。他の子よりも大人っぽくて(実際に年上だった)群れない感じが良かったのよね〜〜!

親がいなくて姉に育てられている沢村正治役。ツッパってはいるけどどこか寂しげで、名取裕子演じる悦子先生に恋しちゃう。悦子先生にデレデレしてる金八に反発したり甘えたり、、とまあ、可愛らしいったらありゃしない!沢村主役回にBGMでオフコースの「さよなら」が流れて、、、。これまた速攻でオフコースにもハマった。

星野清役のマッチ主役回はいわゆる「長ラン」というカスタム学ランを着てきて騒ぎになる話。

第一シリーズ当時の不良イメージは分かりやすくて可愛らしかったものだ。

ヨッちゃんは不良じゃなくて、女子高生に一目惚れしちゃう男の子。ヨッちゃんも可愛かったぁ〜〜〜♪

このシリーズで大きな話題になったのは「十五歳の母」。杉田かおる演じる浅井雪乃の妊娠・出産を描き、物議を醸した。

 

1980年の第二シリーズでは「腐ったミカンの方程式」が話題に。荒れる中学生、校内暴力や非行、いじめなどがフィーチャーされた。

手のつけられない不良(=腐ったミカン)として隣接する荒谷二中から放り出され、3Bに転校してきた加藤優(直江喜一)の物語がメインだ。

いろいろあって(端折りすぎ!)加藤くんは警察に連行されてしまうんだけど、、、この時のBGMは中島みゆきの「世情」。このシーンは何度見ても号泣ものだ!振り返りの番組などでは必ずと言っていいほど出てくる場面だから目にしたことがある人も多いだろう。金八さんが「我々はミカンや機械を作ってるんじゃないんです!我々は毎日、人間を作ってるんです!」と切々と訴え、釈放された加藤くんと松浦くんをビンタするシーンは心に染みるよぉ〜〜。

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ってな感じで、ほとんどのシリーズをリアルタイムに視聴していた私だが、なぜだか第五シリーズだけ見逃していた。1999年10月から2000年3月ね。嵐がデビューしてワクワクしつつも、自分の人生がボロボロだった時代に当たるんだなぁ。あの頃はさすがの私も全てのドラマを見ている場合じゃなかったんだと思う。

2001年10月からの第六シリーズから視聴復活!

上戸彩ちゃん演じる鶴本直の「性同一性障害」が大きなテーマ。これまた衝撃的なエピソードの多いシリーズで思い出深いのだが、何より卒業生としてちょくちょく出てくる兼末健二郎(風間俊介)が気になって気になって。すっごくいい子なのに、どうやら前は悪い子だったみたいじゃない?君は一体、何をしたんだい!?っと気になりすぎたので第五シリーズを改めて見てみたら、、、。

何て、、、何て悪い子なの!!健二郎!!!何て、何て陰湿なのよ!健二郎!!!

それまでの「分かりやすい非行」から「陰湿ないじめ」に変わった学校を象徴するような役だった。私は先に良い子の健二郎を見ちゃってたから、そのギャップに驚き、慄き、、、。次第に見えてくる健二郎の背景。心を病み家庭内暴力の末に引きこもった兄。その兄を溺愛しつつ世間体を気にして健二郎にも嘘を強要する母。唯一の味方だった姉は事故死。家庭内の問題を直視することなく仕事に逃げている父。家庭に問題があるから学校でいじめをしていいという訳ではないんだけど、中学生に背負わせるにはあまりにも気の毒で過酷な状況。金八先生の奮闘で3Bの状況が良くなるにつれ、健二郎はクラス内での居場所も無くしていく。やがて健二郎の家で傷害事件が起きてしまう・・・。うぅぅぅぅ、、、けんじろう〜〜〜〜(涙、涙、涙〜〜〜〜!!!

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そして、2004年10月からの第七シリーズでは、とうとう薬物問題がテーマになってしまう。これまた衝撃的なシリーズだった。。。

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全シリーズを通して、金八先生のキャラクターはすごく真っ当で、髪型以外は普通の公立校にいくらでもいそうな「普通の」熱血先生だ。時代の変化とともに学校で起きる問題も学校や先生ができる対応も変わっていく様子がよくわかるので、とても身近に感じられる学園ドラマだったと思う。

他の学園ドラマでは、先生に特殊なキャラクターをのっけた作品が多いでしょ?

極道の娘だったり(ごくせん)、元ヤンだったり(GTO)、女装してたり(俺のスカートどこいった?)、末期癌だったり(3年A組)、などなど。

 今の時代、どんなに熱意を持っていても「普通の」先生の言葉では子供たちに響かないのかなぁ?

ま、あくまでもフィクションだからね、あり得ない設定の先生が大活躍するバージョンも楽しいけどね〜!