【ドラマ】教師と生徒、禁断の恋『魔女の条件』『中学聖日記』
一生懸命頑張っている先生もたくさんいるだろうに、教師同士のいじめ問題が騒がれ、学校とは？教師とは？・・・現実問題としては頭の痛い今日この頃。とは言え、ドラマは別世界。面白かったんだからしょうがない、ってことで今回は『魔女の条件（1999年4月〜）』のお話し。
1999年となると20年前ってことになるけれど、好きなドラマを保存版にしてちょくちょく見直している私にはそれほど昔という記憶ではない。なので、昨年放送された『中学聖日記（2018年10月〜）』をリアルタイムで視聴しながら、ついつい『魔女の条件』と重ね合わせて楽しんだ。
細かいところは違うものの、まず設定条件が似ている。
若い女性教師と男子生徒との恋。（松嶋菜々子＆タッキー、有村架純＆岡田健史）
女性教師には周囲も羨むような婚約者がいる。（別所哲也、町田啓太）
男子生徒は母子家庭の一人息子。（黒木瞳、夏川結衣）
男子生徒に恋する同級生あり。（山田麻衣子、小野莉奈）
婚約者に思いを寄せる女性あり。（西田尚美、吉田羊）
っとまあ、こんな感じで。
どちらが良い、悪いじゃないのよねぇ〜。両方知ってる楽しさ、わかる人にはわかると思うんだけど。。。
まあとにかく。
『魔女の条件』の時は年齢差というより身長差に「大人と子供」感があって、やたらとソワソワしたもんだ。またタッキーがえらく可愛く美しくて。そりゃぁ、こんなに可愛い子を産んでしまったら、母としてはできれば誰にも、ましてや年上の教師なんかに渡したくはないわよねぇ〜〜。
母・黒木瞳が二人を引き離そうと動くたびに、気持ちはわかるよ！だけどお母さん、なんだか怖いよぉ！！っと叫びたくなる。
一方『中学聖日記』では架純ちゃんが幼顔で新人の岡田くんのほうは大人っぽい感じだったもんだから、とってもお似合いに見えてしまって。教師と生徒、ましてや出会いは中学生。いけない関係と知りつつも、「お似合いよ〜」っと応援してしまう自分がいて。もちろん、こちらも母や周囲が必死で引き離しにかかる。
こういう時、まわりが反対すればするほど二人の気持ちはますます盛り上がるってもんなんだけど、放っても置けないしねぇ〜〜。
さらに婚約者ね。どちらも良い人なんだけど、きっと自分に自信があって「自分が彼女を守ってやる」って気分でいるタイプ。彼女のほうは二人とも周りに気を使いすぎる良い子ちゃんタイプなので、まさか自分が振られるなんて思ってもいない。
いやいや君達、甘い甘い！女はいざとなったら肝も座って強いのだ。それまでみんなが望む「良い子」でいようと抑圧されていた分、タガが外れた時の勢いは凄まじい。
というわけで、どちらの婚約者も、自分が劣勢になって驚き、執着しはじめる。
何事もなければ良い人だったのに、気の毒っちゃ気の毒だけど、、、実に見事に見苦しい！
これまた、デーンと構えてじっと待てれば、もしかしたら、、、？っということもあるかもしれないのに。いざとういう時の醜態を見せられてしまったら、女としては心変わりした「申し訳なさ」を差し引いても、もう二度と心から好きにはなれないと思うんだなぁ。
たとえどんなに真剣に愛し合っていたとしても、成人した大人が未成年と交際することは日本では許されない。それでも、近くにいる異性にうっかり恋してしまうことは誰にでもある。私も中学生の時に数学の先生に恋をして、なんだかんだと構って欲しくてまとわりついていた時期がある。先生の方も冗談めかして上手にあしらってくれていた。
半分冗談だったけど、どこか心の奥底で「本当に先生のお嫁さんになりたいな。」っと真剣に思っている自分もいたのだ。男女問わず、先生に恋をしたことがある人は多いんじゃないかな？そういう淡い思い出、あるよね〜？
今の時代、当時のように先生にまとわりついたら、問題になることを恐れて拒絶されるのかなぁ？だとしたら、当時の先生には本当に感謝だわ！絶対に勘違いさせない範囲を保ちつつ、ちゃんと構ってくれてたもんなぁ。もちろん勝手に恋して勝手に失恋しているわけだけど、なんと優しく温かい思い出だろう！！！今思えば、恋も学習で。恋に溺れる経験も、失恋も、できれば若いうちに体験しておいたほうがいい。こと恋愛に関しては学習が必ずしも次の恋に役立つとは思えないんだけど（恋には落ちちゃうものだから）、自分を見直すきっかけにもなるし、恋愛に対する自分の力量や耐性は早めに知っておかないと大人になってえらい目に遭うでしょ〜？
まあ、ドラマのように本気で教師と生徒が逃避行したら、そりゃぁ大問題だろうけど。ひと昔前より先生と生徒の関係が窮屈になってしまった今だからこそ、難しいことを考えずに「禁断の恋」のドラマを見直すと盛り上がるかも〜！？
