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【ドラマ&映画】あり得ると思えちゃう『信長協奏曲』

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タイムスリップ、タイムリープ、タイムトラベル。違い分かる?

義経』のところで書いたように、私は相当な歴史オンチだったのだが、『信長協奏曲』がオンエアされたのは2014年10月〜。2005年に歴史の面白さにハマって9年経っている。その間の大河ドラマはもちろん欠かさず視聴。戦国時代かと思えば幕末、平安、また幕末、、、、っと、大河ドラマが描く時代は行ったり来たりで頭の中でなかなか歴史が繋がらない時期を乗り越え、ようやく歴史上の主な登場人物や出来事が整理されつつあった。なおかつ、2014年の大河ドラマは『軍師官兵衛』。戦国時代の出来事がいい感じに頭に入っていた時だった。

 

時は平成。勉強が苦手な高校生・サブロー(小栗旬)は修学旅行の最中に戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで偶然出会った織田信長はサブローに瓜二つ。病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、イベントか何かと勘違いしているサブローは気軽に引き受けてしまう。

勉強が苦手で歴史オンチのサブロー。戦に巻き込まれたり、暗殺されそうになったりして本当に戦国時代だと分かっても平成に戻る術もなく、家臣の助けを借りて何とか信長として生きていくことになり・・・。

という、奇想天外な物語である。

教科書で習った信長は「泣かぬなら殺してしまえ、ホトトギス」と言うくらい恐ろしい人物とされているが、平成生まれの信長は殺し合いなど望まない、普通の優しい青年だ。家臣も君付けで呼び友達のように接するし、帰蝶とは恋もする。

戦国時代を舞台にしているけれど、現代風の青春物語だ。

それでも歴史上の出来事はきちんと起きる。サブローは平成生まれらしい価値観を忘れず、この時代のあり方も学びながら、戦をせず殺し合わない方法を懸命に考え実行するのだが、実は信長を恨んでいる秀吉や明智光秀として戻ってきた本物の信長などの策略により、歴史通りに事が進んでいく・・・・。

 

この物語を考えた人、なんて頭がいいんだろう!!!!

歴史上の登場人物の人柄をここまで変えてしまったら、どこかで辻褄が合わなくなってもおかしくないだろうに!!

 

歴史に疎いままでこのドラマに出会っていたら、このアレンジの面白さにも気付けず、ここまで感動はできなかったかもしれない。歴史が頭に入っている状態で出会えて本当にラッキーだった!サブローの国造りや家臣たちとの関係性が愛おしく、「本当の信長さんはマジで未来人だったんじゃないかな。だからこそ、新しいことがたくさんできたんじゃないかしら」っと、この物語が史実と言われたほうがしっくりくる、と思ったくらいだ(笑

 

おまけにきっちりした歴史物じゃない分、衣装や小物なども洒落たものが多く、私はこの時期、家紋にハマった。もちろんお気に入りは「織田木瓜」。様々な武将の家紋も調べたが、やっぱり織田木瓜が一番好き!実に単純な女である(苦笑

 

ドラマは映画へと続き、本能寺の変は映画で描かれる。

明智光秀と名乗っているのは本物の信長だ。本物に偽物が殺されて終わってしまうのか!?サブローは現代に戻れるのか!?

 

本来はドラマは出来るだけドラマで完結して欲しいと思っているんだけど、、、『信長協奏曲』においては、映画化大賛成〜〜!うんうん、スケールアップして見せて欲しい!っと手放しで喜べた。公開まで1年以上あったので、待ち遠しくて仕方がなかったんだけどね〜〜。

ミスチルの主題歌「足音」も、劇中の挿入曲もピッタリだったので、映画版で変わらなかったのも嬉しかった!

結末はちょっとほろ苦く、いろんな感情が入り混じった切なさに涙したのであった。。。。

 

・・・・・・

 

さてさて、歴史を題材にした物語と言えば、(特に我々世代は)「ベルばら」を忘れることはできないでしょ?「ベルばら」についてもいずれ書こうかな!っと思っている。