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【ドラマ】やんごとなき方々大集合!『やんごとなき一族』

ブッ跳び〜〜〜!

2022年4月期ドラマが続々と最終回を迎えております。

『やんごとなき一族』では第一話から「松本劇場」に大爆笑!

やんごとなき一族の御曹司(健太・松下洸平)と庶民の娘(左都・土屋太鳳)という身分違いの恋、と聞けば、どうしても「花より男子」を思い出してしまう私だったけれど、こちらは「アフター・シンデレラ・ストーリー」と銘打たれた通り、二人が結ばれた後に迎える過酷な日々の物語。

原作はこやまゆかりさん作の同名コミック。

 

主役の二人、健太と左都の奮闘ぶりももちろん応援したい気持ちで見ていたけれど、このドラマ、もう、「やんごとなき人々」のてんこ盛り(笑!

まずはもちろん「松本劇場」というトレンドワードを生み出した松本若菜さん演じる美保子さんの奇行の数々(笑

松本若菜さんって、とても美しく凛とした女優さんだし、今まで私が見ていたドラマでの役柄はクールビューティーな感じが多かったと思うのですよ。直近だと『ミステリと言う勿れ』で殺人鬼に殺されそうになりながらも手錠をかけて追い詰めた刑事さんだったよね?

私の大好きな「図書館戦争」のテレビドラマ版「ブック・オブ・メモリーズ」では、田中圭演じる小牧さんの元カノ役でさぁ〜〜。

 

お金持ちの家に庶民が嫁いで、姑や小姑にいびられるのは定番っちゃ定番だけど。

クールビューティーが振り切った変顔全開でいびりまくる姿はもう、、、

毎回泣くほど笑えた!

 

次。こういう結婚には絶対に登場するよね、恋のライバル。ってな立ち位置で登場した健太の秘書・泉を演じた佐々木希さん。

前半は美人で幼馴染で有能な仕事のパートナーで、当然家柄も良くて、健太のお嫁さんには泉さんがぴったりよね〜って言われちゃうのも納得って感じだったけど。。。

いよいよ健太を奪いにかかってからの泉の奇行は、、、、、

怖かったねぇ〜〜〜(汗!!!!

 

その他の女性陣も(やんごとなきお方以外のお手伝いさんとかも含めて)、もちろん男性陣もジェンダーレスが叫ばれて久しいこの令和の時代に全くそぐわない価値観の中で生きていらっしゃるようで、、、、、。

花男」のつくしちゃんなら、

「ありえないっつ〜の!!!」

と叫んでいることでしょう。

 

 

ちなみに、なんとなく雰囲気で使っていたので「やんごとない」という言葉の意味をあらためて調べてみた。

漢字で書くと「止ん事無い」。

国語辞書的回答だと「家柄や地位が極めて高い。貴重である。恐れ多い。やむを得ない。のっぴきならない。」ということになる。

でも、「止ん事無い」という字面からはピンとこない意味が並んでいる気がする。

そこで語源を調べてみた。

 

「やんごとない」は「止む事無し」が一語化した言葉。

「止む事」は「決まっている物事」、「無し」は「ないこと」を意味する。

元々「やんごとない」は「そのままにできない、放っておけないこと」を意味していた。

そこから転じて、「特別に取り扱うべき、そのままにしておけないほど高貴である、尊い」という意味で「やんごとない」が使われるようになった。

 

ふ〜ん。分かったような分からないような。。。

ニホンゴ、ムズカシイデスネェ〜!

 

 

【ドラマ】『マイファミリー』の沼から抜け出せない!!!

とどっちにも幸せを〜〜〜(涙!!!!!

2回連続、『マイファミリー』です!

最終回が終わりました(涙!!!

そして、、、ぜんぜん沼から抜け出せませ〜〜〜ん(泣!!!!!

 

溢れる想いはいろいろ、ある。いろいろあるんだけれど、とにかく、鳴沢ファミリーの幸せそうな姿が見られて、本当に良かった(涙涙涙!!!

温人の(ニノの)優しいパパ姿はもう、、、反則でしょ〜〜!!!

惚れてまうやろ〜〜〜!!!

 

さてさて、さまざまな考察が盛り上がった末に最終回を迎えた『マイファミリー』、判明した犯人や動機にあれやこれやと意見する輩が出てくるのも「考察系」と言われるドラマの宿命なのだろう。

わたしはと言えば、単純に「マジで!嘘でしょ!?おまえかぁ〜〜〜〜!!!そんなぁ〜(涙!!とどっち〜〜〜(泣!!心春ちゃ〜〜〜ん(泣!!!」ってな具合で感情が忙しい忙しい(汗!!!!

これまでにも何度も温人たちが警察や犯人を出し抜く賢さにやられっぱなしだったんだけど、最終回でも鮮やかなどんでん返し(驚!

繰り返された困難に立ち向かい続けて逞しくなった温人と追い詰められて焦りが見え出した犯人とのやりとりにもゾクゾクしちゃったし、(「タブレットだろ?」の時の温人)

未知瑠を助けに飛び込んできた温人の「未知瑠、もう大丈夫だ」にはキュンキュンしすぎて心臓鷲掴みされちゃったし、

未知瑠の出産シーンには感動しっぱなしだったし、(多部ちゃんの蒸気したほっぺ、むちゃくちゃ美しかった!!!)

生まれたばかりの赤ちゃんを抱きながら「がんばったの。がんばったの。」っと笑顔で優しく語りかける温人にも号泣(涙!!!!!

いつの間にかワンちゃんも迎えて、幸せそうに砂浜を散歩する鳴沢ファミリーにも感動だし、事件前には疎遠になってたっぽい三輪ファミリーとの交流も楽しそうで感涙だし、結局いいとこ無しだったよね、の阿久津さんだけど、賢く強く優しい娘達のおかげでどうやら親しいご近所付き合いは続けられそうだし、葛城刑事も日下部管理官も楽しい合コンができて、もしかしたら「会社が子供」だと言ってた香菜子も葛城さんといい感じになっちゃうかもしれないし、、。

っとまあ、事件を乗り越えてハッピーエンドを迎えられたファミリーに、心の底からよかったね!本当によかったね!みんながんばったね!!!って思う。

 

それだけに、一方のとどっちファミリーの悲しさが際立つのよねぇ、、、(涙・涙・涙

とどっちも、ものすご〜〜〜く頑張ったんだよね・・・(涙!

元気な心春ちゃんに会えなかったことは本当に悲しいし、悔しいし、我が子を失った悲しみが癒えることはないのかもしれないけれど、、。

願わくば、真実がわかったことで救われる部分があると信じたい。そしていつか、ず〜っと先の未来でもいいから、妻の亜希さんや温人ら仲間たちと、心から笑い合える日がやってくると信じたい。。。

 

・・・・

 

ってな具合で、ドラマはフィクションで、登場人物たちも架空の人々で、ってのはわかっちゃいるけど、感情移入をしすぎているので、彼らの人生を考えてしまう毎日が続いている(苦笑

 

この3ヶ月、どの回も何度も見直しながら過ごしてたんだけど、犯人判明後の今、もう一度見直すとさらにさらに面白い!

 

友果ちゃん誘拐事件が起きた当初は、真犯人だってまさか「模倣犯」だとは思ってないじゃん?そこから身代金の受け渡しがゲームのように展開されて、何だか自分が起こした事件にそっくりになっていく過程で、きっとものすご〜っくドキドキしてたはず。
東堂の存在も、それはそれは恐ろしかったと思うのよ。

でも、温人の策で警察を排除した形で誘拐事件は一旦は解決。

それできっとまたすご〜っくホッとしたでしょ?

と思ったら、1年後に暴露本が出て。

あ〜、間違いなく「東堂が心春ちゃん事件を蒸し返そうとしている!」って気付くでしょ。

それからどうしたら自分の犯罪を無かったことにできるか必死で考えたんだろうねぇ。

考えて考えて、割と綿密な計画に則って上手くいってたのに、だんだん雲行きが怪しくなって、だんだん余裕がなくなっていくのよね。

 

真犯人の感情の動きに注目して見直すと、何でもない表情にも何となく意味があるように見えてくるから不思議なのだ(笑

あとどれくらい見直すことになるか分からないけど、、、

何度見ても面白いのだから仕方がない!

 

・・・・

 

とにかく盛り上がりに盛り上がった私の感情は、最終回直後に発表されたDVD&BD発売決定に即反応し、速攻で予約をしてしまった(笑

本編はしっかり録画して保存版になってるけど、、、。メイキング、見たいじゃん!

 

 

【ドラマ】犯人は誰!?動機は何!?『マイファミリー』

連ドラはこうでなくっちゃ!!あ〜もうすぐ最終回(涙!!!

 

2022年春ドラマ、現在絶賛放送中で今週末に最終回を迎える『マイファミリー』

ここまで待ったら最終回を見終わってから書こうかな?っと思ったけど、今現在のドキドキを記録しておきたくて!

 

こんなにのめり込んだ連ドラは久しぶりだ!

初回から息つく暇もないくらいの「ノンストップファミリーエンターテインメント」!

私は未婚なので結婚して十数年経った夫婦がどんなもんだか実感したことはないけれど、新婚時代にラブラブだった友達のご夫婦でも、今となっては旦那の愚痴しか聞かない今日この頃。妻側にこれだけ不満があるんだもの、夫のほうにもそれなりに文句はあるんだろうけど、それでも「子育て」という共通のミッションもこなしながら、なんだかんだと年数を重ねていくものなんだろう。

おそらくだけど、誰しも、どんなにステキな男性と結婚しても、生活となると色々齟齬が出てくるんだろうね。

ニノが演じるゲーム会社社長の鳴沢温人と多部ちゃん演じる未知瑠も、豪邸に住み豊かな生活を手に入れながらもお互いに気持ちはすっかりすれ違っている、というところから始まった。

第一話、温人がインタビューで「家族と楽しくやってますよ」っと白々しいセリフを吐くのをスマホで見た娘の友果が一言「きっしょ。」と呟いただけで、どんな家庭かが透けて見える。秀逸なシーンだ!

そんな友果が何者かに誘拐される。

犯人からの要求に対してどう対応するかも、初手は夫婦の意見は対立する。

温人、感じ悪ぅ〜〜。

いくら私の大好きな大好きなニノちゃんでも、あの温人はいただけない(泣!

ただ、未婚の私には未だに夢みる夢子ちゃん的な幸せな夫婦像&家族像があるもので、、、妻側にも完全に賛同することはできない。その態度では旦那の方も嫌になるじゃん!っと思ってみていた。

 

温人の連絡で警察が介入。

やたらと威圧感がある葛城(玉木宏)登場。
家族に料理を振る舞ったりして親身になってる風を装ってはいるものの、誘拐犯確保に執念を燃やしているだけなのも見え見えで、、、玉木さん、笑顔の時も顔、怖いですぅ〜〜(汗!

 

そんなこんなでスタートした物語。
走り回る温人&未知瑠。まさかの取引失敗。号泣する二人。(号泣する私)
再び交渉のチャンス到来。警察排除の作戦。などなど、息もつけない展開が続き・・・

第一話が終わる頃には夫婦の関係もちょっとずつ変わっていく。

 

他にも怪しい人はあっちこっちに登場。
この段階では松本幸四郎さん演じる阿久津が一番感じ悪っ!って思って、私の中の犯人候補第一位になってた。第二位は高橋メアリージュンさん演じる香奈子。第三位、この時点では名前も知らなかった藤間爽子さん演じるプログラマー鈴間さん。

夫婦二人の学生時代の友人で弁護士の三輪(賀来賢人)と元刑事の東堂(濱田岳)もチョイ役のはずはないし、昔は仲が良かったのかもしれないけど、少なくとも第一話では微妙な関係になってたから何かあるのかなぁ?

昔、未知瑠の車をぶつけた事のお詫びが「一生に一度の全員集合」ってのも、、、友達関係が続いてたら、そんな約束しなくても会いたい時に会えばいいわけで。

 

・・・・

 

一話を見終わった途端に録画を即再生しながら、自然と考察に走っていた。
SNSに呟いたりはしてないけど。

こうして多くの視聴者が術中にハマったのであろう。
毎週毎週、ネット上で考察合戦が展開された『マイファミリー』。

二転三転するストーリーにどんどん引き込まれながら最終回直前になっても、私には真相が全く想像できない(汗!

多くの方の考察を見かけたけど、そのどれもがピンとこない。

 

初回時点で犯人候補第一位と思ってた阿久津さんも娘が誘拐されちゃったし、、、でも、その実咲ちゃんのタブレットに秘密がありそうだし、、、。
宝塚退団後初のドラマ出演の珠城さんが今のところちょっとしか登場してないのも気になる。

第九話でいきなりウザさを爆発させた日下部管理官(迫田孝也)も、「タブレット?」っと変な反応した吉乃一課長(サンドウィッチマン・富澤)も怪しく見えるし、、、。

今朝から多くの情報番組にニノや玉木さんたちが番宣に出てて、もちろん犯人もわかるし動機にも納得ができる、希望が持てるような最終回だということなので、日曜日を楽しみにするしかないのだけれど、、、。

 

あ〜〜気になるよぉ〜〜〜!!!!

 

オリジナル脚本って、やっぱりいい!
黒岩勉さん。ここまでのハラハラドキドキは大成功よね!
いったいどんな結末を用意してるんだろう?

 

Uruさんの主題歌『それを愛と呼ぶなら』もドラマにぴったりハマっててステキ!
この曲がかかり始めるところは大抵グッとくるシーンだし、「今日ももうすぐ終わっちゃう(泣!」という残念さも加わって、何度涙したことか!!!

そして温人はどんどんステキになってるぅ〜〜(愛!
頑張れ、温人!!!!
犯人に負けるな、温人!!!!

面白い脚本と素晴らしい演者さんたちの熱演で、この3ヶ月、私は毎日毎日、仕事中も事件の真相を真剣に考えながら、楽しませてもらってます!
そして、子供達の無事とそれぞれの家族の幸せを祈ってます!

 

最終回まであと2日!
終わってしまうのは寂しいけれど、、、(涙!
どんな結末が待っていたとしても、存分に楽しみたいと思っています!!!!

【大河ドラマ】三谷さんが描く義経に驚愕!『鎌倉殿の13人』

サイコパスなの!?わたしの愛しき義経〜〜〜〜(涙!

まだ道半ばの大河ドラマをテーマにするのは若干気がひけるのだが、おそらく、私の愛しき義経はそろそろ物語から退場してしまうのだろう、、、っと思うと書かずにはいられない!ってことで、『鎌倉殿の13人』のおはなしです。

 

主人公は北条義時小栗旬)だから、物語の本題は頼朝も亡くなってから、ってことなんだろうなぁ、とわかっちゃいたけど、義経が出てきた!っと思ったらあれよあれよという間に壇ノ浦の戦いも終わってしまった(汗!

 

義経よぉ〜〜〜〜(泣!

キャスト発表の時、菅田将暉くんが義経と聞いて『きゃぁ〜、またまた魅力的な義経に会えるのね〜〜〜♪』っと単純に大喜びしていた私。

もちろん北条家がメインの話だから登場回数は少ないんだろうな、と思ってたけど、、、。

 

まず、初登場シーンの驚きね(汗!

な、な、なんか、、、そのぉ、、、とっても、、、悪い子なの!?

 

誰の側から見るかによって、歴史上の人物像が大きく変わるのは理解しているつもりだけど、、、三谷さんが描こうとしている義経くんは、、私が愛した「タッキー義経」像とはだいぶかけ離れているのね!?

 

確かにね。

タッキー義経の時でも、当時の武士の戦い方としては卑怯と言われる作戦を思いついて実行してしまっていたのだから、描き方次第では全然違う見方ができるんだろうけど、、、、

私はあの、どこまでも清く美しく描かれた「義経」に恋焦がれてしまっていたので。。。

entame-i-ga-tomaranai.hatenablog.com

 

三谷さ〜ん!
わたくし、かなりの衝撃を受けましたでござります(泣!!!

 

私はタッキー義経以降しか知らないのだけれど、それ以前の義経もみんな美しい人が演じていて、強く儚く美しく、武功がありながら兄に認められず悲しい最後を迎えた悲劇のヒーローとして描かれていたんでしょ?

そんな義経をネットで「サイコパス」と騒がれるほどの人物に描きかえ、それでも魅力的にしてしまう脚本と菅田くんの演技に、結局夢中になってはいるのだけれど、、、、。

 

私の中の「身も心も美しい義経」を手放すこともできない(泣!!!!

なので、毎回、菅田義経にドキドキしながら、タッキー義経を思い出し、頭の中がぐっちゃぐちゃになってしまうのだ。そして、菅田義経にも、これから悲しい末路が待っていると思うと胸が苦しくなる(泣。。。。

 

タッキー義経も菅田義経も、結局素直すぎたってことなのかなぁ。
後白河法皇をはじめとして、朝廷にも鎌倉にも平泉にも、たぬきオヤジがうじゃうじゃいるっていうのに。。。

 

人物像がどんなに違っても、義経が辿った歴史は変わらないので、次回は奥州・平泉に逃れるのでしょう。私、藤原秀衡を演じている田中民さんも大好きなんだけど、この流れでいくと秀衡の死もきっとあっという間よね(泣

 

たとえサイコパス義経でも、、、。

やっぱり今回も、私は「判官贔屓」である。
義経が大好きなのだ!!

菅田義経の悲しい顔を見るのはとても辛い(涙・涙・涙

 

チンギス・ハーンになってもなんでもいいから、どうにかして幸せになってほしい!っと願わずにはいられない。

大好きだよ、義経ぇ〜〜〜〜!

 

・・・・・

 

この時代を「タッキー版・義経」で学んだだけの私は、義経死後、北条家が台頭していく過程を全く知らない。『鎌倉殿の13人』は、いよいよこれからが本題ってことになるんだろう。

まずは私の愛しい義経の最後をしっかり見届けて、、、

以降の物語を新鮮な気持ちで楽しみたいと思っている。

 

なんてったって、主役は北条義時くんだもんね!

 

 

イヤミスを連発で観て、やっと自分がコロナ前に戻れた気がした件:『女子高生に殺されたい』『死刑にいたる病』

見たーい...見られない…見たーい…but...見たくなーい…

1年の1/4を静かにおとなしく過ごした2022年

2022年1-3月期。外出は仕事とマストの私用のみに限定し、私は粛々と過ごしていた。

…というのは受験生がウチにいたから。私から受験生に感染させて一生恨まれるなんてたまったもんじゃないし、親としての役割は健康管理のサポート(食事づくり)だけだし、ただただおとなしく仕事と日常生活の維持に勤しみ、余暇は本とコミックと動画配信サービスを楽しんだ。

それはそれで穏やかな日々だった。

 

あっという間に時は流れて、厚手のコートが要らないことに気づいたら桜のつぼみがプックリと膨らんでいて、風に乗って新緑の匂いが…。

「うわぁ、もう春じゃん!」

ようやく冬眠から抜け出そうする気になった私が、2022年になって初めて映画館に行ったのが第94回アカデミー賞で作品賞を受賞した『Codaあいのうた』。つまり、まるっと3カ月余も映画館に足を運ばなかったことになる。

gaga.ne.jp作品から勇気と元気をもらった。たぶん、これでハッキリと目が覚めた気がする。

久々の日比谷界隈。冬の寒さと自粛ばかりの生活から解放されようとしている街の空気に触れて、地上に這い出た気分の私は、従来の生活を取り戻す意欲が湧いてくるのを感じた。

みじん子、元の生活に戻ります!」活動再開宣言である。

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【映画】手に汗握る、息もつけない150分!『アルマゲドン』

地球を守ってくれてありがと〜〜!!!

先月末、ブルース・ウィリスが俳優業引退を発表した。失語症だそうだ。

誰もが歳を取る。

屈強な男を演じ続けてきたブルース・ウィリスも例外ではないってことだ。

ブルース・ウィリスの代表作といえば「ダイ・ハード」シリーズなのかな?と思うけど、私としては断然『アルマゲドン(1998年)』を推したい!!!

 

私が子供の頃、「ノストラダムスの大予言」により1999年7月に地球は滅亡するという説が様々な形で耳に入ってきていた。実際に文献などを読んだことはないし全て噂レベルなんだけど、どこか信じてしまいそうな迫力のある噂話。「絶対に嘘だ、そんなことは絶対に起きない」っと信じつつ、小心者の私は心の中ではとても恐れていたのを覚えている。

この噂話は世界規模だったのかな?

本当だったらどうしよう!!!

っと密かに怯えていた頃にドドーン!っと公開されたのが『アルマゲドン』だ。

・・・・・

20世紀末、宇宙の彼方から流星雨が地球に降り注ぎ、各地に壊滅的な打撃を与えた。

NASAで分析した結果、さらに大きな小惑星が地球に直撃するコースを辿っていることが判明。衝突すれば、地球は致命的な打撃を受け死の惑星となってしまう。

X デーまで18日しかない。科学者たちが導き出した唯一の手段は、小惑星の深部まで穴を掘り、内部で核爆弾を炸裂させて小惑星を粉砕し軌道を変えて衝突を回避させるという方法だった。

この作戦の実現のために白羽の矢が立ったのは、石油採掘のスペシャリストであるハリー(ブルース・ウィリス)率いる個性的で愉快な仲間たち8名。

最低限の訓練を経て、宇宙飛行士たちを含め、合計14名が2機のスペースシャトル小惑星に向かうことになる。

 

いやいや、ド素人集団が10日あまりの付け焼き刃の訓練で宇宙に行って、誰も降りたことのない小惑星で掘削作業をするなんてありえない〜〜、なんて冷めたことを言ってはいけない

地球の緊急事態だからね!

ダメでもともとなのだ。

失敗すれば、地球上の誰一人、生き残ることはできないという崖っぷちも崖っぷち。限りなくゼロに近い成功率だとしても、やるっきゃないでしょ!?

 

愉快な仲間たちそれぞれの事情や性格が分かるエピソードも交えながら物語は進み、あっという間に宇宙に飛び立って、、、。

そこからはもう、ハラハラドキドキバクバクの連続!
宇宙の側でも、地球上の「ヒューストン」でも、息つく暇も瞬きする暇もないくらい、次から次へと怒涛のように困難が押し寄せる。

とは言え、ただのパニック映画ではなく、それぞれの人間模様も随所に描かれていて、ギリギリの状態で誰が何を信じてどんな決断をするのか、、、とにかく見どころ満載なのである!

 

エアロスミスが歌うテーマ曲「ミス・ア・シング(I DON'T WANT TO MISS A THING)」も大ヒットした。

ハリーの娘でA.J.(ベン・アフレック)の恋人・グレースを演じたのはスティーブン・タイラーの娘、リヴ・タイラー

A.J.を想い、ハリーの無事を願うグレースのバックで、リアル父が熱唱する

I don't want to close my eyes
I don't want to fall asleep
Cause I'd miss you babe
And I don't want to miss a thing

が、、、ひたすらに泣ける!!!!

 

・・・・・

1999年7月に地球が滅亡することはなく、2022年4月現在もなんとか無事に存続している。

宇宙から大魔神小惑星も降ってきてはいないけれど、丸2年たってもコロナ禍は収束せず、日本は地震も多いし、気候変動も年々激しくなっている。世界中がSDGs「持続可能な開発目標」を掲げて、「みんなで地球を守ろうね!」っていう時代に、隣国では戦争も勃発。

「核爆弾」が使われちゃうかもしれないという由々しき事態。

アルマゲドン』の中では一応、平和利用?ってことになるのかな?

地球を守るために使われたけど。。。

現実には愚かな人間たちによってジクジク〜っと地球は壊されていくんだなぁっと悲しい気持ちになってしまう。とりあえず、世界中の偉い人たちにお願いしたい。

戦争だけはやめようよぉ〜〜〜〜(泣!!!

・・・・・

 

ちなみに有名な話だと思うけれど、冒頭にホンのちょこっとだけ聖子ちゃんも出演してま〜す!