【映画】しゃぼん玉:更生の道に無償の愛と承認が必要だと知る
名優 市原悦子さんの遺作
20代のころ、私はペンネームに『悦子』という名を友人から賜り名乗っていたことがある。それは市原悦子さんの悦子から由来した名前で私はとても気に入っていた。
映画『しゃぼん玉』は2019年1月に逝去された市原悦子さんの遺作で、2017年に公開された。この作品が、全国の刑務所や少年院などで上映されて多くの受刑者の人たちの心を動かしているというニュースをたまたま目にして、私はどんな作品なのかとても気になっていた。
主人公の青年、伊豆見翔人を演じるのは信作(『スカーレット』じゃないや)もとい、林遣都くん。『おっさんずラブ』の牧くんで多くの人のハートを釘付けした。彼はあの甘くてかわいいお顔をしているのでついつい年齢より若く見られそうだけど、今年で30歳、イケメンぞろいの1990年生まれ組である。同じ年生まれは、大好きな三浦春馬くんや池松壮亮くん、柳楽優弥くんもいる。
続きを読む【映画】AI崩壊:地球が滅びる原因は人間か?AIか?
映画は意外と未来を当てる?!
「オッケーGoogle♪」「ヘイ!Shiri!」「Alexa~♪」なんて楽しんで話しかけているうちはいい・・・のかどうなのか?AIに人間の生活をお任せした果てにあるものを見させてもらったような映画『AI崩壊』。これを単に絵物語にしてもいいのだろうか?
・・・というのも、以前にここで書いたスリラー映画『コンテイジョン』で描かれたことが多少なりとも今、新型コロナウイルスの大流行で再現されているのだから。
entame-i-ga-tomaranai.hatenablog.com
映画だから大げさに表現される。ドラマティックに展開されている。…でもね、ここで考えたいのは、「こんなパニックが起きた時に人間のメンタルはどこまで現実についていけるだろうか?」っていうところなんじゃないかって思うわけ。そういうありえへんことが疑似体験できて、「こんな時、自分だったらどうするか?!」を知るきっかけに映画やドラマを利用できるってスゴくイイと思うんだけどな…。
だって私は『コンテイジョン』を観たおかげで、外出時にとにかく手を清潔にすることを心がけるようになった。手で顔を触らないよう気をつけるようになった。除菌シートを携帯するようになった。映画で登場したウイルスは接触感染するものだったので、感染者が触れた物に触っただけでうつってしまう。こうした対策は今、恐れられている新型ウイルスだけじゃなく、インフルエンザ予防にもなる。感染症が流行しているのなら、自分ができる範囲での防衛策をとるしかないのが実際のところだから。
・・・で、それでもダメだったら諦めるしかない。
続きを読む【映画】前田建設ファンタジー営業部:働き方改革は仕事のファンタジー化?!
この時代だからこそ、新しい「仕事の在り方」
昨今の異常気象だけではなく世の中は急速に大きく変わってきているんだなぁ~と思うひとつに『働き方改革』がある。この改革は超少子&超高齢化社会での労働力確保、のように映るが、実際は「みーんなどんどん働いて納税してくださーい!」が『一億総活躍社会』の目的でしょ?
で、表向きは労働者の勤務体制の改善ばかりがアピールされているけれど、それは単に労働に拘束される時間とのバランス改善や労働者のライフスタイルを確保するために、物理的な規制をかけるってことになる・・・だけど、それだけじゃあ本当の意味での働き方改革になっているのか?と問うといささか疑問だ。
今のところ、我々は仕事をしなければ収入を得られないという社会システムの中で暮らしているわけで、じゃあ、仕事は時間が短ければいいのか?といえば、それだけでもないし、待遇がよければいいのか?だけでもない。・・・で、この映画を観ると、なんだかんだでもっと手前のコト、仕事が「面白いか?」という考え方も働き方改革の大きなエッセンスじゃないかと思うのだ。
続きを読む【ドラマ】これはホラーだ(怖!!『ホリディラブ』
不倫ドラマも色々あるけれど。
それはそれは恐ろしかった『ホリディラブ(2018年1月〜)』(汗!!
これはもちろんフィクションなんだけど、、、あり得ない話でもないところがマジで恐ろしい!!!
二つの家族をぐちゃぐちゃにする張本人・井筒里奈役の松本まりかさん。これ以前の出演作では、申し訳ないけれど私にとっては「あ〜、そう言えば出てたかな?」もしくは「えっ?出てたかしら?」っという程度の存在感だったのだけれど、、、。
今作においては強烈すぎです(怖!!!
これぞ、ハマり役!
「あざとかわいい」などと話題になったらしいけど、そんな生易しい形容では全然物足りない!
いや〜〜、マジで凄かった!!!
続きを読む【ドラマ】半人前ドクター=『ハンドク!!!』
2020年の幕開け、連ドラ界では医療ドラマが大混戦。
日テレ「トップナイフ」(脳外科医・天海祐希)
TBS 「恋は続くよどこまでも」(循環器内科・佐藤健、新人看護師・上白石萌音)
TBS 「病室で念仏を唱えないでください」(救命救急医・伊藤英明、中谷美紀)
フジ 「アライブ がん専門医のカルテ」(腫瘍内科医・松下奈緒)
テレ東「病院の直しかた」(元大学病院内科医、院長・小泉孝太郎)
ってな具合だ。テレ朝だけは、今回、白衣着てるのは「科捜研の女」だけなんだけど、「ドクターX」などの定番モノを持っているので医療ドラマをいつもやってるっていうイメージがある。ドクターXは外科だね。
NHKの「心の傷を〜」は医療ドラマというよりは震災関連ドラマかな?っと思うけど、とにかくお医者さん目線の話だから挙げてみた。
続きを読む